X(旧Twitter)は2月24日、外部アプリがXに投稿する際に使う開発者向けの仕組み「X API v2」について、プログラムによる自動返信を大幅に制限すると発表しました。
背景にあるのは、生成AIを使ったスパム的な返信の増加です。この発表を受け、X上では「インプレゾンビも減る?」と期待する声も上がっていますが、残念ながらこれだけで一掃されるわけではありません。
というのも、APIを使ったインプレゾンビは全体の一部に過ぎないとみられているためです。「これでは根本的な解決にならないのでは」と冷ややかに見る声も、さっそく出始めています。
■ API経由の自動リプライが原則不可に
仕様変更で大きく変わるのは、「APIを使って特定の投稿に対してリプライを送れなくなる」点です。簡単にいえば、リプライ送信の自動化ができなくなった、ということ。
今後は、元の投稿者がそのアカウントを「@メンションしている」、あるいは「投稿を引用している場合」に限って、API経由で返信できる仕組みになります。通常の投稿(返信以外)については変更ありません。
この変更は、一般向けのプランであるFree、Basic、Pro、Pay-per-useに適用されます。
対象外は、上位のAPI利用プランである「Enterprise」および「Public Utility アプリ」です。
■ 従来型スパムは減るかもしれない、一方ゾンビは本当に減るのか?
今回の措置は、APIを使って大量に自動返信するスパム的行為に対する対策ですが、こうした行為は大きく2つに分けられます。
特定のリンク先への誘導や閲覧数を稼ぐことを目的とした「従来型スパム」と、いわゆる「インプレゾンビ」と呼ばれる現象です。
特に、後者の「インプレゾンビ」の場合は、生成AIの普及によって、内容に一応は沿っているように見える「それっぽい返信」を大量生産することが容易になりました。その結果、リプライ欄の上位がこれら投稿で埋まり、本来の会話が続きにくくなるケースが増加。
特にこの1~2年は悪化の一途といってもよかったかもしれません。ユーザー同士のやり取りの質に深刻な影響を与えていました。
こうした問題についてXでは、かねてより対策を講じてきました。2024年には、収益化の指針をそれまでの投稿インプレッション(表示回数)重視から、プレミアムユーザーからの反応(いいねやリプライ)といったエンゲージメント重視へと転換しています。
また、今年1月にも「InfoFi」と呼ばれる、投稿すればするほど報酬が得られるタイプの外部アプリを出禁に。しかしながら、以降もそう状況は変わっていません。
よって、今回こそは駆逐を期待したいところですが、やはりすべてのインプレゾンビがいなくなるわけではありません。APIを使っているインプレゾンビは、一部とみられるからです。
ブラウザ操作を自動化するツールを使うケースもあれば、人が手作業でコメントを書き込む「人力型」もあります。
海外では、Xの広告収益分配プログラムに着目し、インプレゾンビを「副業の一種」として捉える人たちがいます。また、ノウハウを共有する情報交換ネットワークも存在。
基本的に、Xから“稼ぎ続けられる限り”、やり方を変えるだけで無くなることはないでしょう。
とはいえ、API経由とみられる「従来型スパム」の中には、ポルノ画像や怪しいサービスへの誘導など悪質なものが目立っていました。それらがある程度減るのであれば、ユーザー環境がわずかながら改善する可能性はありそうです。
■ インプレゾンビの次に来るもの “炎上型バズ”という懸念
現時点において、今回の変更が今後どこまでX環境を改善できるのかは未知数です。一方で、ネットニュース記者として長年ネットウォッチを続けてきた身としては、一連の対策が生む現在進行形の変化に強い不安を抱いています。
これまでの手法が通用しにくくなれば、別の形で“バズ”を狙う動きが加速すると考えられるからです。
実際、最近では「訃報」や「流行の話題」に便乗し、真偽不明の情報や誇張されたエピソードを投下する行為や、あえて「批判を受けそうなコメント」を投下して注目を集める行為を見かけるようになりました。
かつてはリプライ欄で目立っていたアカウントが、今度は自ら“発信源”となり、拡散を狙う側に回る、そんな変化はすでに起き始めています。こうした流れが今後さらに加速していくことも、決して想像しすぎではないでしょう。
従来型スパムやインプレゾンビが減ったとしても、今度はデマや誤情報を起点とした「炎上型バズ」が増えていく。私はそう見ています。
もしそれが、万が一にも災害時に起きてしまったら……。被害は混乱だけでは済まないかもしれません。だからこそ、より強力で実効性のある対策がX運営には求められます。
To help address automated reply spam, programmatic replies via POST /2/tweets are now restricted for X API.
You can only reply if the original author @ mentions you or quotes your post. Non-replies will remain unchanged.
Applies to Free, Basic, Pro, Pay-Per-Use. Note:…
— Developers (@XDevelopers) February 23, 2026
<参考・引用>
Developers(@XDevelopers)
X Developers「Update to Reply Behavior in X API v2 – Restricting Programmatic Replies」
(宮崎美和子)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 宮崎美和子 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026022505.html
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