動画生成AI「Sora」、わずか半年で終了 ディズニーとの協...の画像はこちら >>


 2026年3月25日午前5時(日本時間)、OpenAIは動画生成AI「Sora(ソラ)」のサービス終了を公式Xで発表しました。2025年10月の提供開始から約半年での終了となります。


 突然の発表を受け、SNS上では驚きや戸惑いの声が広がっています。


■ 画期的な「カメオ機能」と浮上した権利問題

 Soraは、テキストの指示(プロンプト)を入力するだけで、最大1分間の高品質でリアルな動画を生成できる革新的なAIモデルとして大きな注目を集めました。


中でも、自身の顔や声、またはキャラクターのデータを読み込ませ、AI動画内に「分身」として登場させる「カメオ」機能は、クリエイターから一般ユーザーまで幅広く利用され話題を呼びました。


 しかし、その高性能さゆえに「著作物が含まれる動画も容易に生成できてしまう」という仕様が問題視されることに。


 特に、アニメやテレビゲームのキャラクターを無断で生成できてしまう点について著作権侵害の批判が相次いだほか、カメオ機能による「肖像権」を巡るトラブルも絶えず指摘されていました。

■ ディズニーとの大型提携はどうなる?

 今回の発表に関連し、今後の動向として注目されるのがエンターテインメント大手ディズニーとの関係です。


 両社は2025年12月、ディズニーがOpenAIに約10億ドル(約1550億円)を出資するとともに、マーベルやピクサー、スター・ウォーズなどのキャラクターをSoraで利用できるライセンス契約を結んでいました。


 しかし、今回のSoraサービス終了に伴い、この契約が今後どうなるのかについて現時点では不明。英メディア「ガーディアン」は、ディズニー側もOpenAIの方針転換を受け、協業を終了する意向だと報じています。

■ 公式アカウントはユーザーへ感謝の声明

 Soraの公式Xアカウントは、本件について次のようにユーザーへの感謝と今後の対応を述べています。

「Soraアプリの提供を終了することになりました。これまでSoraで作品を制作し、共有し、コミュニティを築いてくださったすべての皆さまに、心より感謝いたします。Soraで生み出されたものには確かな価値があり、このお知らせが残念なものであることも理解しています。


近日中に、アプリやAPIの終了時期、制作物を保存する方法などについて、改めてご案内いたします。


― Soraチーム」
※編集部にて翻訳

 今後、ユーザーが作成したデータの保存方法や、APIの終了スケジュールなどの詳細が近日中にアナウンスされる予定とのこと。


 生成AIの利便性と、著作権・肖像権といった権利保護のバランスをどう取るのか……。Soraの終了は、その課題を改めて浮き彫りにした事例といえそうです。


<参考・引用>
Sora(@soraofficialapp)
The Guardian「OpenAI shutters AI video generator Sora in abrupt announcement」


(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026032501.html
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