深夜、家族が寝静まったあとに行くトイレ、何だか不気味なモノを感じる事があります。古い家屋だと特に、廊下を歩くときのミシっとした音、どこかから聞こえてくる物音に、時々ビクッとなることも。
「夜トイレに行くとスゥッと白い手が戸の隙間から入ってくるんですよ…」と、その時の様子を語っているのは、4匹の猫の飼い主である、まめさん。ツイッターにその語りとともに投稿されたのは、引き戸のすき間から伸びる、白い手の写真。
「我が家のトイレの鍵は壊れていて、加えて軽い引き戸なので簡単に開けることが可能なんですよ…怖いなー怖いなーと思いながらでも出なきゃ仕方ないから、思い切ってガラッ!!と開けてみたら…誰もいないんですよこれが…」と、若干、怪談話風味に続くツイートでトイレから出たあとの様子も語っています。
一番目のツイートとともに投稿された写真、見た人であればお分かりになることでしょう。その白い手は、猫の手だったのです。忙しい時でも、トイレの時は、猫の手は借りないで自力で何とかします!と言いたいところですが、猫からしてみたら、飼い主さんがどこにいるのか、気になるところなのかもしれません。
このツイートの写真を見たネット民からは、「手ぶくろを買いにきたのかと思いました!」と、新美南吉の童話「手袋を買いに」を思い浮かべた人が複数。そして、怖いなぁ、可愛いなぁ、という反応も多数に。これが人間の手だったら間違いなく絶叫するところですが、猫の手だったら「あらどうしたの~」と、つい微笑んでしまいますよね。
この白い手の持ち主は、白猫男子のさくらくん。昨年の7月ごろにまめさん宅の近くにいたのを保護したのだそう。
猫って変なところで器用だよなぁ、と、2匹の猫を飼っている筆者も思います。押入れを勝手に開けて、布団をしまっている袋に爪で穴を開けるし、タンスに紛れ込んで服を毛まみれにしてくれるし。あげく、ベランダの窓や網戸も勝手に開けてどこかに出かけようとする始末。まめさん宅も、猫を飼い始めてから、網戸にはできなくなったとの事。窓のさんに貼り付けるタイプの、網戸用の簡易錠もホームセンターにはあるんですが、古い住宅だと窓の幅に合わなくて使えないんですよね……(経験者は語る)。
<記事化協力>まめさん(@mameopy)
(梓川みいな)