トップクラスになるとスパチャだけで年間2億円以上も稼いでいる「VTuber(バーチャルYouTuber)」。2021年10月時点で、すでに1万6,000人以上がVTuberとして活動しているという。
四季凪アキラ(しきなぎ あきら)
■チャンネル名:四季凪アキラ / Shikinagi Akira
■チャンネル登録者数:15万4,000人
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大手VTuber事務所「にじさんじ」からデビューした「四季凪アキラ」は、7月16日にデビューした男性4人組ユニット「VOLTACTION (ヴォルタクション)」のメンバーだ。クールな美形アバターを有しながら、トークでは突然「腐(いわゆるボーイズラブ好きの隠語)」な側面を見せたりするギャップが、ファンの心を鷲掴みにした。
配信は『マインクラフト』やホラーゲームを中心に、まったりトークをしながらのゲームが中心となっている。だが、それ以上に彼の配信のなかでも人気となっているのが、やはりBL関連の雑談配信であろう。他の男性VTuberとは一味違ったネタを披露し、その飾らないトークによって女性だけでなく、男性からの好感度も高いのが特徴となっている。
渡会雲雀(わたらい ひばり)
■チャンネル名:渡会雲雀 / Watarai Hibari
■チャンネル登録者数:15万人
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大手VTuber事務所「にじさんじ」から7月16日にデビューした「渡会雲雀」も「VOLTACTION」のメンバーの一人。
初配信では冒頭から生歌を披露し、圧倒的な歌唱力を見せつけてファンを獲得。女性だけでなく男性からももっと歌を聴きたいという多数のコメントが寄せられた。
ゲーム実況配信では『APEX』や『VALORANT』といったFPS(ファーストパーソンシューティング)を中心にアクションゲームを多くプレイしているほか、朝活(早朝に配信活動をすること)では『Getting Over It』というイライラゲーを配信している。
その圧倒的歌唱力を生かした歌配信は、すでに31万回もの視聴数を得ており、今後は歌手活動を期待されている。
セラフ・ダズルガーデン
■チャンネル名:セラフ・ダズルガーデン / Seraph Dazzlegarden
■チャンネル登録者数:12万6,000人
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「セラフ・ダズルガーデン」は、大手VTuber事務所「にじさんじ」における男性4人組ユニット「VOLTACTION」のメンバーとして7月16日にデビュー。
初配信では葉加瀬太郎の情熱大陸をヴァイオリンで演奏し、視聴者のド肝を抜いて話題となった。その表現力はVTuberとしての域を超えており、コメント欄には絶賛する声が数多く寄せられていた。
ゲーム実況は『マインクラフト』を中心に配信しているが、芸術家肌のようでこだわりをもった建築をしているのが視聴者にも伝わる配信となっている。
初配信以来ヴァイオリン演奏は見せていないが、ファンからはヴァイオリン演奏および歌配信を熱望されている。
風楽奏斗(ふうら かなと)
■チャンネル名:風楽奏斗 / Fura Kanato
■チャンネル登録者数:10万人
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大手VTuber事務所「にじさんじ」の同日デビュー4人組ユニット「VOLTACTION」のリーダーとしてデビューした「風楽奏斗」。
マフィアのボスの息子というアバターながら、陽気な喋り方と笑い上戸で軽快なトークを披露して視聴者からは「かわいい」という評価を得ている。
『VALORANT』というFPSではその圧倒的な腕前を披露し、「5回勝つまで終われない!」という耐久配信を1時間14分でクリア。キルリーダー(ゲーム内で1番敵を倒したプレイヤーのこと)にもなるなど、とんでもない実力の持ち主である。
さらには『モンスターハンター』でも難敵と渡り合い、ゲーム全般に精通していることを見せつけた。今後はそのゲームの腕前を活かしてほかのVTuberとのコラボなどを期待したい。
レア
■チャンネル名:レア Lea【WACTOR】
■チャンネル登録者数:1万200人
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グローバルな活動を目指すVTuberプロダクション「WACTOR」からデビューした新人VTuber。スペイン語を勉強しているようで、初配信でも拙いながらもスペイン語も使って配信していた。
その影響からか、コメント欄にはスペイン語によるレスが大量についている。日本だけでなく、スペイン語圏の視聴者を獲得していることがチャンネル登録者数1万人を超えるほどの人気となった要因のひとつだろう。
まだ配信回数は少なく、ゲーム実況やカラオケ配信、雑談配信、スペイン語勉強配信を数回やっただけだが、今後も世界中から注目されるVTuberとして伸びていくに違いない。
花冠あむる(かむり あむる)
■チャンネル名:花冠あむる
■チャンネル登録者数:5,550人
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可愛らしいアバターと、それに見合ったロリ系ボイスによって人気となった「花冠あむる」。いきなり、初配信で失敗してしまったものの、その時にわたわたと慌てる姿がとてもかわいらしくリスナーのハートをガッチリと掴むことに成功した。
雑談配信やゲーム実況、歌配信を中心に活動しているが、なかでも歌ってみた系動画の視聴回数が多く、本人も歌うことが好きなようなので、今後も歌配信がメインの活動となりそうだ。
クマボシ マヒル
■チャンネル名:クマボシ マヒル Mahiru Kumaboshi【WACTOR】
■チャンネル登録者数:4,270人
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「クマボシ マヒル」は、ワールドワイドに展開するVTuberプロダクション「WACTOR」の5期生としてデビューした3人のなかの1人。同期のレアと同じくスペイン語を現在勉強中とのこと。
デビュー配信では、自己紹介の後に歌配信、その後に『APEX』を起動してプレイし始めるという豪華仕様だったため、視聴者は大喜びで配信を見守った。
クマボシ マヒルはゲームが大好きなようで、その後も『APEX』配信を何度もやっており、配信内で徐々にその腕前が上がっていっている。それをファンが暖かく見守るといった構図がすでに出来上がっているのが面白い。
もちろん、スペイン語も真面目に勉強しているようで、海外のファンも徐々に増えているようだ。今後は、海外視聴者による「WACTOR箱推し」なども期待できるかも!
桃瀬にな(ももせ にな)
■チャンネル名:桃瀬にな / Momose Nina
■チャンネル登録者数:3,260人
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「PROJECT NEBULA」という新規VTuberグループからデビューしたばかりの「桃瀬にな」。同グループの1期生として単独デビューを果たすと、たちまち3,000人を超えるチャンネル登録者数を獲得するなど、注目株となっている。
『VALORANT』の初実況配信ではいきなりACE(自分1人で相手チーム6人全員を倒すこと)を獲得し、FPSがかなり上手いことが発覚。その後も『VALORANT』実況を中心として活動している。
Vsingerを名乗って歌配信をしていたり、英語での配信をしたりとマルチな才能を持っている桃瀬になに、今後も注目したい。
猫山みあ(ねこやま みあ)
■チャンネル名:Nekoyama Mia ch. 猫山みあ
■チャンネル登録者数:1,850人
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7月の個人勢として、トップのチャンネル登録者数を獲得したのは「猫山みあ」だった。
声域が広く、低い音から高音までを自在に使いこなした歌配信が人気となっているほか、『Ring Fit Adventure』という運動をしながらプレイするゲーム実況を毎日配信しており、ジワジワと視聴者を増やしている。
地道に毎日配信をしている猫山みあのようなVTuberは、どこかのタイミングで人気が爆発する可能性もあるだろう。
茂泉しぽん(もいずみ しぽん)
■チャンネル名:茂泉しぽん -Moizumi Shipon Channel
■チャンネル登録者数:1,670人
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イラストレーターが自分でアバターを製作し、それを使ってVTuber活動をすることを「セルフ受肉」というが、「茂泉しぽん」もそのセルフ受肉でVTuberデビューした1人。
画力を生かしたお絵描き配信と『モンスターハンター』の新作のゲーム実況を中心に活動しており、イラストレーターとしてもVTuberとしても今後の活動を見守りたい。
夏宮らむね(なつみや らむね)
■チャンネル名:夏宮らむね – Ramune Ch.
■チャンネル登録者数:1,560人
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かわいい系のアバターに、かっこいい系ボイスのギャップが魅力の「夏宮らむね」。ゲームが好きなようで『スプラトゥーン』のようなFPSから『マリオカート』『星のカービィ』『フォールガイズ』とマルチなジャンルをプレイしている。
『スプラトゥーン』では冷静に相手を倒していくプレイを披露。『マリオカート』でも上位に食い込むプレイを見せるなど、夏宮らむねはゲーマーとしての資質もかなり高そうだ。ゲーマーの実力とともに、その人気も伸びていくことを期待したい。
まとめ
7月は97人以上がデビュー。そのなかでもとくに注目したいのは「にじさんじ」からデビューした4人組「VOLTACTION」であろう。男性4人でのユニット活動はもちろん、ソロでもそれぞれの個性を発揮してチャンネル登録者数を伸ばしている。
もちろん、それ以外にも個性的なVTuberたちがたくさんデビューしている。自分の感性にあったVTuberを見つけ出して応援してあげよう。そのVTuberがブレイクしたとき、古参ファンを名乗るのもVTuber視聴の楽しみの醍醐味なのだ。