2022年9月に登場したiPhoneの最新OS「iOS 16」。その後バグ修正や新機能を追加したアップデートが相次いで公開されています。
2023年5月2日、緊急セキュリティ対応版iOS 16.4.1(a)がリリース!
22年9月13日にiPhone用最新OS「iOS 16」がリリースされたのは皆さんご存じでしょう。「iOS 16」にはさまざまな新機能が追加されているので、詳しく知りたい人は、こちらの記事で確認してください。
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ただし、iOSのメジャーアップデートではさまざまな不具合が見られますので、その不具合を解消したアップデートが次々とリリースされてきました。23年4月8日には「iOS 16.4.1」がリリースされましたが、詳しい内容はこちらの記事でチェックできます。
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ところが、iOS 16.4.1のリリースから1カ月もたたない23年5月2日には、早くも「iOS 16.4.1(a)」が発表されたのです。これはいったい何なのでしょうか?
ちなみに、iOSのアップデートに関しては「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認できます。 もし、iOS 16にアップデートできないときはこちらの記事を確認してください。
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こちらが23年5月2日にリリースされたiOS 16.4.1(a)。今回は、緊急セキュリティ対応版となっており、早めにアップデートしたほうがよさそうです
iOS 16.4.1(a)では何がどのように変わったの?
それではさっそく、緊急セキュリティ対応版iOS 16.4.1(a)のアップデート内容を確認してみましょう。
今回のアップデートはあくまでも緊急セキュリティ対応版であり、新機能などはまったくなく、セキュリティの強化のみとなります。
リリースノートにも、「この緊急セキュリティ対応には重要なセキュリティ修正が含まれ、全てのユーザに推奨されます」と記されているだけです。
Appleの公式サイトで確認すると「ソフトウェアアップデートの合間に、セキュリティに関わる重要な改善点を配信します (たとえば、Safari Web ブラウザ、WebKit フレームワークスタック、その他の重要なシステムライブラリに対する機能強化など)。一部のセキュリティ上の問題 (脆弱性を悪用されかねない状況や、被害が報告されている問題など) に迅速に対処する緩和策として用いられる場合もあります。」と記載されており、具体的な修正点は不明ですが、すでに被害が確認された不具合が修正されているようです。
●Apple「iOS、iPadOS、macOS の緊急セキュリティ対応について」は→こちら

こちらがiOS 16.4.1(a)の内容。Safari Web ブラウザ、WebKit フレームワークスタック、その他の重要なシステムライブラリに対する機能強化。被害が報告されている問題に対象しているようです(画像はApple公式サイトより転載)
ちなみに、今回のiOS 16.4.1(a)は通常のアップデートと異なり、より迅速に重要なセキュリティ改善を実行するため、iOS 16から導入された「緊急セキュリティ対応」が自動的に適用されます。
具体的には、iPhoneの設定の「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「自動アップデート」を開き、「セキュリティ対策とシステムファイル」がオンになっていれば、iOS 16.4.1(a)が自動的にインストールされるのです。
「セキュリティ対策とシステムファイル」をオンにする手順

まず、iPhoneの「一般」を選択し(左写真)「ソフトウェア・アップデート」をタップします(右写真)

すると、アップデート画面が表示されるので「自動アップデート」をタップ(左写真)。「セキュリティ対策とシステムファイル」のスイッチをオンにします(右写真)
まとめ
いかがでしょうか? 今回のiOS 16.4.1(a)は緊急セキュリティ対応版です。実際に被害が確認された不具合を修正するパッチですので、iPhoneを安全に使いたいなら非常に重要なので、今すぐアップデートしておいたほうがいいでしょう。
