AmazonやApple IDに続き、「ドコモ」の「d払い」がフィッシング詐欺の標的になっているという。ドコモの注意喚起によると、「【d払い】ご利用確認メール」という件名で、ドコモを装った詐欺メールが出回り、個人情報が盗まれる被害が発生しているそうだ。
ドコモを装った「d払い」利用確認メールに注意!
ドコモや「d払い」からのメールでも、まずは「詐欺メールではないか?」と疑ってみることも必要だ(画像は「ドコモ」公式サイトより引用)
NTTドコモは5月18日、「【d払い】ご利用確認メール」という件名で、ドコモを装ったフィッシングメールが出回っている、と注意喚起をした。今回、確認されたフィッシングメールの本文には、偽の「d払い利用履歴」が記載されている。身に覚えがない利用履歴で不安感を煽り、利用明細を確認するためのURLへのクリックを促す手口である。実際、このメールを受け取った一部の人々がリンク先にアクセスし、dアカウントのIDやパスワードなどの個人情報を、不正に取得される被害が発生しているそうだ。
ドコモ公式サイトに公開された一例では、「決済内容」に「xxxオンラインストア」など、身に覚えがない取引が記載されている。メールをさらにスクロールすると、「ご利用明細」にhttps://******というURLが記載されていて、ここをクリックするとドコモ公式のサイトではないページに誘導されるという。
被害に遭わないために! 偽の「d払い」利用確認メールの見分け方

メールが本物か気になる場合、ドコモ(局番なしの151)に電話して確認することもできる
フィッシングメールを受診した場合は、リンクをクリックせず、すぐに削除しよう。ドコモ公式からのメールなのか見極めるのが難しい場合、メール内のURLを開くのではなく、直接「公式ホームページ」にアクセスして確認することが大切だ。公式サイトにはフィッシング詐欺の具体例が複数掲載されており、これらをチェックすることで、詐欺メールを見破る確率が上がるだろう。
しかし、万が一、偽サイトでIDやパスワードを入力してしまった場合でも焦らず、すぐに「ID・パスワードの変更」をしよう。加えて、不正利用の有無や、連絡先情報の改ざんが行われていないかの確認も必要だ。
また、ドコモの補償制度によれば、クレジットカードやd払いなどの不正利用に関しては、被害額が返金される可能性がある。
この機会にフィッシング詐欺の手口を理解し、自分と周りの人々の被害を防ぐ知識を身につけるのもよいだろう。
引用元:【ドコモ】
※サムネイル画像(Image:Yasu31 / Shutterstock.com)
By OTONA LIFE