今年は花粉の飛散が早いといわれている。「もう始まった」と対策している人も少なくないだろう。
調査は20~60代の524人(男性327人、女性197人)に1月8日~11日に実施。室内での花粉対策をたずねたところ、空気清浄機の使用(42%)、室内干し(36%)、窓を開けない(33%)が上位。「エアコンの使用を控える」という回答(3%)もあった。これについては、エアコンは部屋の空気を吸い込んで暖めたり冷やしたりし、再び室内に吹き出すのが基本動作なので、一般的にはエアコンにより外から花粉が入ってくる心配はなく、使用を控える必要はないそうだ。
花粉に詳しい住生活ジャーナリストの藤原千秋さんによると、やはり家に花粉を多く持ち込んでいるのは「人」。花粉は髪や顔、上半身の衣類に付くといわれるが、盲点はパンツやスカートの裾。地面に落ち、舞い上がった花粉が付いてしまうという。特にウールなどフワッとしたテクスチャの衣服に付きやすく、綿やポリエステルなどの素材は付着しにくい。
部屋の掃除は、水拭きがおススメ。床を転がして使うキャニスター掃除機は、排気が後ろに出るため、動かすと花粉が舞い上がってしまうという。掃除機を使うならスティックタイプがベターのようだ。