自分が生まれる前の知らない世界でありながら、なぜか「懐かしい」と感じることもある昔のモノや風景。昨今の“昭和レトロ”人気はその筆頭かもしれない。
今年は「昭和100年」、そして「放送100年」の年。その記念の年に、自らを歴史探偵と称して多くの著書を残した、作家で戦史研究家の半藤一利氏の遺志を継いだ昭和史研究の泰斗・保阪正康氏が、昭和元年から64年まで、元NHKアナウンサーとの対話形式で解説する。NHK「ラジオ深夜便」で約3年にわたって放送された「昭和史を味わう」をもとにした書籍化の第1弾。貴重な写真やイラストが満載で、NHKに残された音声をQRコードで聴きながら読むことができる。