今年は北海道で記録的な暑さとなるなど、猛暑が続いているが、そうした中でTrue Data(東京)は、同社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2025年6月の売り上げ伸長カテゴリを発表した。

 西日本でかつてない早さで梅雨明けが発表され、東京都心では真夏日が過去最多の13日を数えるなど、記録的な暑さだった6月。

今回の集計においても、暑くなると売れる商品が売り上げを伸ばしており、ドラッグストアでは「熱冷却用品・用具」や「UVケア・サンタン」、食品スーパーマーケットでは「制汗防臭剤」や「スポーツドリンク」などが伸長。今後も熱中症対策商品などの売り上げ動向が注目されそうだ。

 一方、食品スーパーマーケットにおいては、「米」の売上金額が前年同月と比べて8割増加、個数は2割増加した。米カテゴリ全体の平均売価は依然として前年同月と比べ高いが、備蓄米放出の効果もあったためか前月5月と比較すると下がっている。

 米カテゴリ全体の平均売価を見ると、前年同月に比べ食品スーパーマーケットで49.3%増加、ドラッグストアで68.7%増加しているものの、前月5月と比較するとそれぞれ8.8%減少、3.9%減少となっている。

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