出版社トゥーヴァージンズ(東京都千代田区)は、建物から街・暮らし・時代を探るビジュアル探訪記、味なたてもの探訪シリーズ最新刊『せとうち建築 海の道が紡いだ暮らしと建物』(A5判192ページ、2420円)を発売した。

 瀬戸内海に面する岡山、広島、香川、愛媛各県の建築を、産業の歴史と暮らしの視点から紹介する。

瀬戸内地域は古来より交通の大動脈として栄えたエリアで、人とモノが行き交う中で生まれた独自の文化と豊かな歴史が今も息づいているという。関係者のインタビューも交えて瀬戸内エリアの建築物の魅力を地域の歴史と生活史、産業との関係を深掘りする。本の建築監修は釜床(かまとこ)美也子・香川大創造工学部准教授。 紹介する主な建築は、岡山県が旧野﨑家住宅、倉敷アイビースクエア、近代化産業遺産・犬島製錬所。広島県が世界平和記念聖堂、新光時計店、一棟貸し宿松本邸。香川県が香川県庁舎東館、瀬戸内海歴史民俗資料館。愛媛県が臥龍山荘、つたや旅館。

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