三重県志摩市和具を拠点に、個人向けにさばき済みの鮮魚を販売している「マリタイム」が、水産物の産地直結型販売を目的とした産地直結直送EC事業「UOLOVE(うおらぶ)」を8月11日(月・祝)からスタートする予定だ。

 近年、漁業は高齢化と人手不足に直面している。

その一方で、消費者からは“さばいてほしい”“日持ちしてほしい”“調理法が知りたい”などと、魚に関する要望が増えている。

 そこでマリタイムでは、漁師から直接、または産地市場でセリを行い魚を仕入れ、中間業者をほとんど通さず、魚代の多くが漁師の手に渡るようにビジネスを展開する。「UOLOVE」では、同社が伊勢志摩の鮮魚を漁師から直接仕入れ、さばいて真空冷凍パックにし、レシピ付きで家庭へ直送する。

 さらに、通常は市場で値段がつきにくい「傷モノ」や「未利用魚」といった“訳アリ”鮮魚も積極的に仕入れ、さばいて商品化。本来は破棄されていた魚を無駄なく活用し、フードロス削減と食料自給率の向上にも貢献していく。「魚、捨ててる場合じゃない。」をコンセプトに、漁師と食卓を結ぶ、新しい魚の流通モデルを目指している。

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