日本海に浮かぶ隠岐諸島の海士町。そこで生まれた一冊の本『自然 人間 営み ─ 隠岐諸島・海士町の豊かさを巡る24のストーリー』(海士・島根県海士町)の刊行を記念して、東京・岡山・海士町で対話イベントが8~10月に開催される。

ユニークな制作プロセスを語りながら、海のある町に眠る豊かさをひもとくイベント。現在は島のみで限定販売している書籍を購入できる機会でもある。

 この本は、海士で働くホテリエや清掃スタッフがインタビュー・執筆・写真撮影を手がけるユニークなプロセスで制作されている。東京(8月24日・定員50人)でのイベントでは、この制作プロセスをたどりながら、企画や制作の秘話を編集チームが語らう。岡山(8月31日・定員30人)では、本屋aruを営むあかしさん、同じくカフェbelkやホテルHeimaを営む北村さん、そして海士町中央図書館館長の磯谷さんとともに、瀬戸内と隠岐、ふたつの「海のあるまち」に根付く豊かさをひもとく。

 そして海士町でのイベントは、10月4~6日の宿泊プランになっている。日中は本書に登場する海士町の人々を編集メンバーとともに訪ね、夜はたき火を囲みながら豊かさについて対話し、問い直す時間を持てる。

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