中小企業・小規模事業者の後継予定者が新規事業アイデアを競う「第6回アトツギ甲子園」の参加受け付けがこのほど始まった。地方予選を勝ち抜いた18人が参加する決勝大会を、2026年2月27日に東京都内で予定している。
アトツギ甲子園は、中小企業庁の「令和7年度後継者支援ネットワーク事業」を受託した有限責任監査法人トーマツ(東京都千代田区)と一般社団法人ベンチャー型事業承継(大阪市)が事務局を務め実施する。参加資格は39歳以下の中小企業・小規模事業者の後継予定者。参加申し込みの締め切りは11月26日正午。応募書類の提出期限は11月28日正午。26年1月13日~2月2日に北海道東北・関東・中部・近畿・中国四国・九州沖縄の6ブロックの地方予選大会を行い、26年2月27日に東京都内で決勝大会を開く。
大会は、4分間のプレゼンテーションと審査委員からの6分間の質疑応答で参加者が新規事業アイデアをアピールする。審査基準は新規事業の新規性・独自性、持続可能性、社会性、承継経営資源の活用など。
決勝大会の審査委員は、コクヨ代表執行役社長の黒田英邦氏や早稲田大大学院経営管理研究科の杉田浩章教授ら。決勝大会では経済産業大臣賞、中小企業庁長官賞、イノベーション・環境局長賞をそれぞれ1人選出する。
大会参加者を増やすため、過去の受賞者・決勝進出者を中心に参加を呼び掛ける「アトツギ甲子園地域アンバサダー」を任命。中小企業庁の山下隆一長官が7月30日、各アンバサダーに任命書を授与した。大会参加の詳細は、第6回アトツギ甲子園特設ホームページに掲載している。