共働きの世帯で家事負担をパパとママでどうするかは大きな課題だ。とりわけ、子どもを抱える家庭では、仕事と育児に追われる中で日々の生活を回すだけで精いっぱいとなり、精神的・時間的な余裕を失いがちになる。

そこでロビー(東京)が運営する家事代行サービス「LOBBY」では、共働きで子育て中の20代~40代の男女330人を対象に「子育て世代の家事の実情に関する調査」を実施した。調査期間は8月7日~8月8日。

 最初に「家庭で現在、1日にどのくらいの時間を家事に費やしているか」を聞くと、「2時間以上~3時間未満」(35.8%)がトップ、以下「1時間以上~2時間未満」(31.2%)、「1時間未満」(12.4%)という結果に。「2時間以上」と答えた人の割合は半数以上で、共働きの子育て家庭で少なからぬ時間を家事に充てている実態が明らかになった。

 次に「家庭で現在、家事をどのように分担しているか」では、「妻が多めに担当」(38.2%)、「夫婦ほぼ半々」(28.2%)、「妻がほぼ全て担当」(24.8%)の順位で多く、どちらかといえば妻の方の負担が多い。そうした中で、家事分担の満足度を質問すると、満足している人が多数派となった一方、「少し不満」(18.2%)「不満」(9.7%)「大いに不満」(7.0%)の合計が34.9%となり、約3人に1人が不満を抱いている。ちなみに、満足の理由としては「相手が主体的に家事を行ってくれるから」(33.5%)、不満の理由は「家事の負担が一方に偏っているから」(59.1%)がそれぞれ一番多かった。

 現在家事に費やしている時間をすべて自由に使えるとしたらやりたいことを聞くと、「体を休める・睡眠をとる」(28.8%)、「趣味や好きなことに没頭する」(24.8%)、「子どもとゆっくり過ごす」(21.2%)の順に多かった。

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