履歴書・面接不要で空いた時間を活用するスポットワーク(スキマバイト)をする人が増えている。それは若者だけではなくシニア世代も同じ。
この調査では、約半数のシニアワーカーが、「タイミー利用以前は希望の仕事に就けなかった事がある」と回答。一方、履歴書や面接が不要なスポットワークでは、自分の条件にあった柔軟な働き方を、ある程度実現できている様子だ。タイミー利用以前はシニア採用に積極的でなかった事業者は全体の43.9%。ところが、「タイミーでマッチングしたシニアの働き手を長期採用したいと思ったことがありますか?」という質問に対して、思った事があると回答した事業者は29.8%いた。 タイミーの利用を通じて、年齢を理由にせずに人材を採用したいと思うようになった事業者がいることをうかがわせる結果だ。
そうした中で、シニア世代のワーカー数は拡大傾向にあり、タイミーに登録している60歳以上のシニア世代の働き手は、2025年4月時点で約30.8万人で前年同月比約1.9倍となった。最高齢は90歳という。
多くのシニアワーカーが、タイミーでの勤務を通じて「バッジ(働き手のスキルや実績が可視化されたもの)」を獲得しており、バッジの種類の内、獲得者が最も多かったのは「洗い場」(60.4%)で、以下「仕分け」(56.5%)「ホール」(48.3%)と続いた。シニア世代の働き手がスポットワークをしている理由としては、「自宅から通いやすい場所で働けるから」(43.6%)「空き時間を有効活用するため」(39.7%)「柔軟な働き方ができるから」(39.6%)の順だった。