まだ9月半ばだが、12月に「第九」のオーケストラや合唱への参加予定がある人にとっては、そろそろ練習がスタートする頃かもしれない。鑑賞専門の第九ファンにも、参加予定の第九ファンにも、必見の映像。
同演奏では、東京交響楽団で今期ファイナルシーズンを迎える音楽監督ジョナサン・ノット氏が、オーケストラ67人とソリスト・合唱116人、計183人の指揮を執り、合唱の豪華ソリスト陣とともに、「ベートーヴェン 交響曲 第9番 二短調 op.125 合唱付」の舞台を彩った。今回の再放送では、多くのファンに親しまれてきたベートーヴェン「第九」を、バイオリンの真横やトランペットの目の前など各楽器の間近からや、各パートから指揮者を見る視点などから、カメラ1台ごとに視聴ページを設けている。視聴者は好きなカメラアングルに切り替えながら、奏者がまるで目の前で演奏しているかのような感覚で、全40視点からオーケストラを楽しめる。
チャンネル月額会費(税別)は1000円。ニコニコ東京交響楽団チャンネルに入会すれば何度でも視聴できる。
ドワンゴによると、東京交響楽団とニコニコの取り組みは、2020年3月、オーケストラ史上初となる無観客コンサートの生中継からスタート。今年で6年目を迎える。新たなオーケストラ鑑賞の形として注目を集め、大きな反響を得たことから、同年6月にプロオーケストラとして初となるニコニコチャンネル「ニコニコ東京交響楽団(ニコ響)」を開設し、コンサートを定期的に生配信している。