絵本などで見る“クマさん”は親しみやすい存在だが、現実は全く異なり、クマによる人身被害のニュースが相次いでいる。クマと人間の距離は複雑な問題で、駆除についても賛否両論あるようだ。
同企画展会場は、観覧無料。サクラ保存林・樹木園など植物園エリアの見学は、別途入園料が必要(大人200円、高校生以下無料)。
展示では、野生動物写真家・佐藤嘉宏氏の写真、柏木牧子氏の絵本原画、さらに全身骨格標本や毛皮・足型など“さわれる”“動かせる”展示を通して、“クマの素顔”を紹介。解説パネルでは、クマの「食べものと消化のリアル」「拡がる分布、ゆらぐ境界」が学べる。
期間中、2つの関連イベントを開催する。1つ目は、体験プログラム「ことばであそぶ、クマとまなぶ」として、ツキノワグマかるた・かみしばい・クマクイズスタンプラリーを、10月4日(土)・11月1日(土)・11月22日(土)の10時、14時に実施(無料・事前申込制・先着順)。
2つ目は、10月25日(土)13時~16時に開催する「クマ講座」(定員に達したため申込受付終了)。講師は、森林総合研究所多摩森林科学園の岡輝樹氏、森林総合研究所東北支所の大西尚樹氏、野生動物写真家の佐藤嘉宏氏。順に「クマを知る、という選択」「東京都にもクマがいる!? どうして街にクマがでる?」「~森に生きる~ ツキノワグマの暮らし」のタイトルで講義が行われる。
詳細・申し込み方法などは、同企画展特設ページに掲載している。