9月24日は2017年にダイアン・フォッシー・国際ゴリラ財団が制定した「世界ゴリラの日」。絶滅の危機にある野生のゴリラの保護と、ゴリラたちの生息地である森林などの自然を守ることを呼びかける日で、国内でも各地の動物園などで啓発イベントが開催されている。

この日に合わせ、大阪府茨木市で革小物の製作・販売をするクアトロガッツは、本革ミニ財布「小さいふ。ゴリラ」を新発売した。税込み1万6280円。売り上げの10%は、ノーベル平和賞を受賞したコンゴ民主共和国の産婦人科医・社会活動家のムクウェゲ医師が行う、コンゴの平和実現を目指す活動に寄付するという。

 「小さいふ。ゴリラ」は、表革にイタリア・トスカーナのVOLPI社が手がけるヌバックレザーを採用。革職人が一つ一つ手作業で作り上げる。ゴリラの毛並みのようなマットで柔らかな質感が特徴。内装には栃木レザーのヌメ革を使用し、経年変化による色艶の深まりも楽しめる。手のひらサイズながら、お札が折れずに収納できる実用性も兼ね備えており、お札約10~20枚、コイン約20~30枚、カードポケット3箇所(約6~9枚)が入る。

 「小さいふ」のポケットには、スマホを見つめるゴリラの刻印と「NOT CARING IS THE REAL ENEMY(本当の敵は無関心)」の言葉が添えられている。ユーモラスに見えるその姿は、スマホの原料である希少鉱物の需要が、スマホ拡大により増加し、採掘地である遠いアフリカで紛争や森林伐採などにつながり、ゴリラの暮らしを脅かしていることを意味している。

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