時間に余裕があれば、誰もが触れてみたいと思う芸術。絵画や音楽、演劇や写真など、さまざまなジャンルがあるが、子供向けサイト「ニフティキッズ」(ニフティ・東京)のアンケート調査によると、子どもたちが興味のあるアートジャンルは「絵画」がトップだった。
調査は8月12日~9月15日に小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者に実施、1420件の回答をまとめた。まずは「芸術について興味がある」と回答した小中学生は86.1%。また、67.6%の小中学生が「芸術やアートはみんなの生活を豊かにしている」と感じていた。芸術カテゴリに含まれるさまざまなジャンルの中で、最も多く選ばれた選択肢は「絵画」。続いて小説、楽器演奏、写真、ダンスが上位に挙がった。
今まで学校の授業や行事以外で美術館に行ったことがある子どもは52.3%。家族と行ったという人が多く、絵画だけでなく、彫刻、ガラス工芸、書道、刀剣、庭園、アニメの原画など、多種多様なジャンルの芸術作品の名前が挙がった。好きな芸術家やアーティストは、フィンセント・ファン・ゴッホ、J Kローリング、草間彌生、奈良美智など。
芸術が生活を豊かにする理由については、「疲れた時とかに芸術とかをみると、なんか疲れが少し楽になるから」「アートで家族の話題が広がることもあるから」「映画で生き方について考えさせられることがあるから」「カラフルなだけで元気になったりするから」という声が集まった。疲れたときにアートから元気をもらったり、作品を通じて人とのコミュニケーションが生まれたりする経験は身近なようだ。