未来世代がはばたくために何ができるかを考えるプロジェクト「はばたけラボ」の新連載「弁当の日の卒業生」。「弁当の日」、その日は買い出しから片付けまで全部一人で。
▼「子育てを楽しむこころ」「仕事の段取り力」が身につきました
10月18日に開催した「第3回集まれ!全国の弁当の日応援団in高松」に招待するためにM君に電話をしたら、東京に住んでいました。「東京じゃ参加は難しいな」というと、「行けますよ」と即答です。「今、一年間の育休期間中です。イベントに合わせて香川に帰りますよ」。そのことを、当時の学年主任(教員)に話をしたら、「イヤー、Mくんは好青年に成長しています。話をしているとこちらまで元気になってきます」。まさにその通りだった。
2024年度は、男性の育児休業取得率は全国で約40%とありましたが、たぶん短期間の取得も含めていると思います。でもMくんが「一年間」と言い切ったのはすごいです。彼は妻が産休期間を終えてから、一年間も育児に専念することを選択したのです。
でもいま現在約40歳未満の人は、技術・家庭科という授業を男女一緒に学んでいます。
「中学時代の3年間の『弁当の日』で何が一番に役立っている?」と問うと、Mくんは少し考えて「一分間、時間をください」と言いました。そして一分後に「段取り力です」と答えました。「登校の時刻までに献立通りの弁当を完成させるため、仕事の順番と組み合わせを考える力が付きました。今、就職試験に取り組む学生たち相手にセミナーを開設していますが、そのカリキュラム作成は弁当作りと共通することが多いのです」
私は思わずスマホに「ありがとう」と言ってしまいました。
竹下和男(たけした・かずお)/1949年香川県出身。小学校、中学校教員、教育行政職を経て2001年度より綾南町立滝宮小学校校長として「弁当の日」を始める。定年退職後2010年度より執筆・講演活動を行っている。著書に『“弁当の日”がやってきた』(自然食通信社)、『できる!を伸ばす弁当の日』(共同通信社・編著)などがある。
#はばたけラボは、日々のくらしを通じて未来世代のはばたきを応援するプロジェクトです。誰もが幸せな100年未来をともに創りあげるために、食をはじめとした「くらし」を見つめ直す機会や、くらしの中に夢中になれる楽しさ、ワクワク感を実感できる体験を提供します。そのために、パートナー企業であるキッコーマン、クリナップ、クレハ、信州ハム、住友生命保険、全国農業協同組合連合会、日清オイリオグループ、雪印メグミルク、アートネイチャー、ヤンマーホールディングス、ハイセンスジャパン、ミキハウスとともにさまざまな活動を行っています。











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