猛暑の夏は太陽から逃げることが多いけれど、寒い季節の日なたぼっこは気持ちよくて、つい忘れがちなのが紫外線対策。「冬の紫外線対策とシミ蓄積リスクに関する意識調査」(アイシークリニック・鉄結会・東京)では、「冬だから日焼け止めは不要」と思っている人が74.3%もおり、皮膚科医が警鐘を鳴らしている。

 調査は全国の20~50代でスキンケアや紫外線対策に関心のある300人を対象に、2025年11月10~19日にインターネットで実施した。冬(12~2月)の紫外線対策として日常的に行っていることを尋ねると、何らかの対策を行っている人はわずか37.3%。年間を通じて複数の対策を実施している人は4.7%にとどまった。夏場と比較して対策意識は大幅に低下している。曇りでも晴天時の60~80%の紫外線が降り注ぐ事実を知らない人は81.7%。さらにシミの主因は「加齢」と誤認している人が45.3%、紫外線蓄積が原因と理解している人は29%だった。

 アイシークリニックの髙桑康太医師は、「冬だから日焼け止めは不要」という認識は皮膚科医の立場から見ると非常に危険な誤解だとした上で、紫外線には主にUVAとUVBの2種類があり、シミやシワの原因となるUVAは季節による変動が比較的少なく、冬でも夏の約70~80%程度の量が降り注いでいると解説する。

 特にスキー場で雪を楽しんでいる人は、雪の反射率が80%以上ある点にも注意が必要。夏以上に紫外線を浴びる可能性があり、冬は空気が乾燥しているため肌のバリア機能が低下しており、紫外線ダメージを受けやすい状態にあるという。

 冬の紫外線対策としては、冬でもSPF20~30、PA++程度の日焼け止めを日常的に使用すること、曇りの日でも紫外線は60~80%届くため、天候に関わらず対策すること、スキー場など雪のある場所では反射により紫外線量が増加するため、夏同様の対策が必要とアドバイスしている。

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