全国約70万社の中小企業などでつくる経営者団体・全国法人会総連合(東京)はこのほど、会員企業を対象に2025年12月実施した景況感調査の結果を発表した。「業況(景気の状況)は良い」と回答した企業は23.9%に上り、前回調査(25年6月)より2.2ポイント増加した。

全体の景況感は上向き傾向にあるとしている。

 前回調査に比べて「業況は良い」と回答した企業が増えた業種は、建設業や卸売業・小売業など。建設業は前回比7.3ポイント増の33.8%、卸売業・小売業は同4.5ポイント増の20.2%だった。

 一方、製造業では「業況は良い」と回答した企業は同0.4ポイント減の19.7%とほぼ横ばい。運輸業は同2.9ポイント減の15.4%にとどまり、前回より景況感が悪化した。これら製造業や運輸業の回答状況を踏まえると、景況感が向上している業種との“二極化”が鮮明になったとしている。

 雇用状況に関しては「人手不足」と回答した企業は54.8%に上り、前回調査に比べやや減少したものの、依然として多くの企業で人手不足が続いていることが分かった。人手不足対策としては、約8割が「労働条件・待遇」、約5割が「職場環境の改善」を挙げている。

 調査は、法人会の調査システム(登録数1万5285人)を活用、1762人(11.5%)の中小企業経営者らから回答を得た。調査は毎年6月と12月に実施している。

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