食材の往来にも国境がない現代、食もさまざまな文化が交じり合いモザイクのようなおいしさや面白さが増えてくる。群馬県富岡市観光協会のフランス人職員、ダミアン・ロブションさんが、恵方巻にフランスのクレープのアイディアを合わせたイベント「恵方巻クレープ in 富岡2026」を企画した。
クレープの本場フランスでは、暗く寒い冬の終わりと春の到来を思わせるシンボルとして、毎年2月2日に太陽のような丸い黄金色のクレープを食べる風習、いわゆる「クレープの日」がある。ロブションさんの実家でも毎年、大量のクレープを焼いて食べていたという。一方、日本では、立春の前日にあたる節分には「福を巻き込む」恵方巻を食べる習慣がある。ロブションさんは日本に来てから、「これだけ距離が離れているのに、同じ時期に同じように幸福の願いを込めた食の慣習があることを知り、二つを合わせたものを作ってみようと思った」と語る。
富岡市には世界遺産・富岡製糸場があるが、これもフランスと日本の技術の融合で誕生した。同じ季節の変わり目に定着したフランスと日本のそれぞれの食文化が、富岡の地で融合し、新しい食文化の一つが生まれている。
また、2月1日(日)には、「富岡クレープまつり2026」が富岡商工会議所会館で開催される。恵方巻クレープの販売、富岡クレープの販売、キッチンカー出店のほか、クレープづくり体験なども楽しめる。











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