介護の仕事は大変というイメージがあるが、実際の現場はどのようになっているのだろう。介護士がどのような業務に負担を感じ、どのような解決策を必要としているかを探るために、ニチイ学館(東京)はグループで働く介護職員1万1120人を対象に昨年6月から7月にかけてアンケート調査を実施した。
調査によると、介護の業務の中で最も「負担が大きい」「課題である」と感じているのは、利用者のベッド・車椅子・便座などへの移動の手助けをする「移乗支援」で、全体の約2割(19.8%)を占め、利用者の居宅を訪ねてサービスを行う訪問介護の「スタッフ自身の移動」が約18%、入浴の介助を行う「入浴支援」が約12%で続いた。一方で、「特になし(負担に感じる業務はない)」と答えた人も約14%いる。
負担を感じる業務について、サービスごとにみると、施設に利用者を迎えてサービスを行う通所介護では、「移乗支援」が最も多く(28.6%)、次いで「入浴支援」(19.1%)となり、訪問介護では、「スタッフ自身の移動」(28.2%)が最も多く、「移乗支援」(17.7%)を10.5ポイント上回っている。認知症対応型共同生活介護では、通所介護と同様に「移乗支援」が22.3%で最も多いものの、「見守り・コミュニケーション」が16.2%、「徘徊防止」が16.1%となり、業務の大変さが伺える結果となった。
他方、「負担が大きい」「課題である」と感じる業務を経験年数別でみると、ほぼ全ての経験年数で1位「移乗支援」、2位「スタッフ自身の移動」、3位「入浴支援」という結果に。経験年数が増えスキルを身に付けたところで、負担が下がるものではないようだ。











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