ホタルイカの旬は春。富山県では、夜明け前の闇に浮かび上がる発光を鑑賞し、この時期しか味わえない新鮮なホタルイカを、水揚げ漁港で漁師さんの話を聞きながら食べることができる。

3月7日(土)から5月まで開催さ入れる県主催の「ホタルイカ漁師と楽しむ特別な朝食体験」ツアーの参加者を募集している。

 夜明け前に、一般立ち入りが許されていないホタルイカ水揚げ漁港「水橋漁港」に行き、漁港内で青く光るホタルイカを鑑賞。ホタルイカの選別作業やセリの見学など、漁師たちの息づかいとともに、富山湾が育んだ“神秘の瞬間”を最前列で体感できる。そして、水揚げされたばかりのホタルイカを地元の料理人がその場で丁寧に調理し、漁港に隣接する漁師運営の「水橋食堂 漁夫」で朝食タイム。

 水橋漁港は2024年の能登半島地震の影響で定置網が海底に引き込まれて使用できなくなり、さらに荷さばき施設が使えなくなるという被害を受けた。荷さばき施設は現在も復旧工事が続いているが、水橋の漁師たちはすぐさま網を入れ直し、その年の3月からホタルイカ漁を再開したという。水橋漁民合同組合長の安倍久智さんは、「このツアーを通して、通常は見ることができない漁港内の見学や、神秘のホタルイカの生態を楽しみ、この時期しか食べられない新鮮なホタルイカを味わってほしい」としている。

 ツアーの参加費は、現地集合で税込み1万9800円(ガイド代・朝食代・体験料)、富山駅集合で同2万4000円(ガイド代・朝食代・体験料・富山駅からの送迎付き)。

 「すし県富山」を盛り上げる取り組みを進める富山県は、ほかにもスナックと連携した新たな「すし体験」ツアー(税込み2万2000円)なども実施。 “夜に寿司で〆る”、“朝に神秘の寿司ネタを味わう”と、滞在時間そのものを価値に変える新しい「すし体験」を提案している。

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