家族が亡くなった後の「整理」は大ごとで、悲しみに暮れる暇がなく助かった、という逆説的な言葉も聞かれるほど。もっとも空き家の問題を始め、人一人の暮らしを閉じるというのは並大抵な作業ではなく、ハードルは高い。
調査は全国の20~60代の500人を対象にこの2月に実施。遺品整理の際に最も「処分や扱いが難しい」と感じるモノの1位は「デジタル遺産」(214票)で、2位の「思い出の品」(128票)に大差をつけた。高齢者のスマホ普及率向上に伴い、物理的な家財道具だけでなく、デジタル上の資産の扱いが大きな社会問題となり、遺品整理の難しさが「モノ」から「データ」へと移行していることが浮き彫りになった。
具体的には「パスワードが分からず中身を確認できない」(36.3%)という声が最も多く、「ネット銀行・証券の口座が不明」(27.6%)や「サブスクの課金が続いていた」(19.8%)など、金銭的な不利益に直結する回答も上位を占めた。
また写真や趣味の品など「思い出の品」は、遺族が最も捨てにくいもの。生前に家族の中で「これだけは残してほしい」などの意思表示を共有しておくことが大切だ。
故人が生前整理をしておいてくれたら良かったと感じたかという問いには、「非常に強く感じた」(46.2%)「やや感じた」(42.2%)を合わせ、88.4%もの人が生前整理の重要性を実感している。











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