睡眠は体を休める大事な生理現象。ところが、日本人は世界と比べて質の悪い睡眠や睡眠不足に悩まされており、診療科名に「睡眠障害」を掲げることが議論されている。
今回は、米国・中国・インド各5000人、英国・ドイツ・フランス各2000人、オーストラリア・日本・韓国・ブラジル各1500人、ポーランド・シンガポール・メキシコ各1000人を対象に、2025年12月11日から2026年1月14日にかけて実施した。
調査結果によると、日本は依然として「眠らない国」であるだけでなく、睡眠に関する知識や睡眠が重要であるという意識が低い。平均睡眠時間は「6時間(34.4%)」が最も多く、世界全体のボリュームゾーンである7~8時間を大きく下回った。「熟睡できた日が週に0日」と答えた人が8.3%(世界平均5.1%)に上っている。「質の高い睡眠が健康寿命を延ばす」と知っている割合は世界平均を大きく下回る63.0%(世界平均 84.0%)となる一方、睡眠不足が糖尿病や心血管疾患などの慢性疾患に繋がるというリスクの認知度も低く(日本平均60.3%、世界平均77.1%)、どちらも世界最下位だった。
睡眠を改善するためのツールや習慣についても、「睡眠改善ツールを何も使っていない」が57.4%(世界平均29.3%)、「睡眠改善の習慣が何もない」が38.4%(世界平均17.9%)と、これらも世界最下位。さらに、「質の悪い睡眠で疲れがとれず病欠したことはあるか」という問いに対し、日本の回答者の61.5%が「全くない」と回答。この質問に対して「全くない」と答えた世界平均は29.6%で、日本人は疲れていても無理をして出社する様子が伺える。
今回の調査では、日本の回答者は他国と比較して、パートナーと別々に寝る「睡眠離婚」の割合が際立って高いことも明らかになった。睡眠環境を分けることは互いの睡眠の質を守る有効な手段である一方、パートナーのいびきや無呼吸といった症状は睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの重大な疾患の兆候である可能性もある。











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