福井商工会議所(福井市)は、北陸新幹線開業でにぎわう福井駅周辺の観光周遊や観光客の満足度向上を目的に「二次交通エンタメ化プロジェクト」に取り組んでいる。3月21日(土)~4月5日(日)には、春季限定企画「春のまちなかプライベートライド」として、低速電動カート「ふくトゥク」を運行し、桜の名所を巡る。

窓も扉もない開放的な車体で、春風を感じながら福井市中心部の桜スポットを楽しめる、新しい観光体験ができる。

 “ふくトゥク”は時速20キロ未満で走行する電動カートで、恐竜をモチーフにした外観が街中でもひときわ目を引く。1組1台の貸し切り運行のため、家族や友人同士で気兼ねなく楽しめるのも魅力。乗車した人には、恐竜パッケージが人気の菓子「ふくいDNAキッチンスイーツダイナソー」(1500円相当)が1人1個プレゼントされる。

 コースは2種類。30分で主要スポットを巡る「さくっとまちなか桜周遊コース」(税込み6600円)と、福井の春景色をじっくり堪能できる「じっくり福井の桜堪能コース」(90分・税込み2万円)を用意。いずれも1~5人まで同一料金で利用できる。

 周遊スポットには、福井を代表する桜の名所が並ぶ。福井城址では、徳川家康の次男・結城秀康が築いた城の石垣と堀を背景に、桜が城跡を彩る壮観な景色が広がる。足羽山では、市民に親しまれる足羽神社の樹齢380年超の枝垂れ桜が見どころで、山の静けさとともに優雅な花姿を楽しめる。さらに、足羽川沿いの足羽河原には約600本の桜並木が続き、「日本さくら名所100選」にも選ばれる圧巻の景観が広がる。川面に映る桜と、ふくトゥクのゆったりした走行が相まって、春の福井を五感で味わえる。

 期間中は「ふくい桜まつり」も開催され、街全体が春色に染まるタイミングと重なる。予約は専用サイトで、乗車希望日の7日前まで受け付ける。福井駅前の新たな春の楽しみ方として、観光客の人気を集めそうだ。

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