5人組ダンスボーカルグループ「M!LK」を目や耳にしたことがある方は多いはず。もっと知ってみませんか? 彼らの素が出た動画をSNSで見だすと、時間を忘れて虜(とりこ)になってしまいます。

 2014年の結成からコツコツと歩を進め、昨年、楽曲「イイじゃん」「好きすぎて滅!」がTikTokを中心に大ヒット。NHK紅白歌合戦に初出場しました。遅咲きの彼らが愛されるわけは、人間力です。5人を簡単に紹介していきます。

 佐野勇斗(さの・はやと)さん(1998年生まれ、メンバーカラーはピンク)は、人を巻き込む力があり、とてもタフ。俳優業もあり多忙な中でも個人のYouTubeを運営しています。時間がない時には、出演作品のセリフを覚える姿を動画で公開するほどサービス精神にあふれています。動画には家族も登場し、編集は弟が担当。ライブのMCではグループを過去に卒業したメンバーも含めて「8人で」と言い続けています。誰も置いていきません。他人を否定せず、長所を伸ばすマインドはM!LKの核だと感じます。

 曽野舜太(その・しゅんた)さん(2002年、赤)は努力家。

資格をいろいろと持ち、今は合格率5%程度の気象予報士に挑んでいます。地元・三重県のラーメン屋さんに行って高校生から声をかけられた時には、その場でラーメンをごちそうするなど、とってもハートフルで愛嬌(あいきょう)がある〝末っ子〟です。

 リーダーの吉田仁人(よしだ・じんと)さん(1999年、黄)は、メンバー間では基本的にいじられ役ですが、ラジオ番組を2本担当しています。言語化力が秀逸で、トークは裏表がない。歌声は高音の抜けが良く、歌を引っ張る存在です。

 塩﨑太智(しおざき・だいち)さん(2000年、青)は、M!LKのエネルギー。特技が器械体操という彼は、テレビ番組の縄跳び対決でアスリートと肩を並べるほどの体力を披露しました。メンバーが爆笑する時、それはたいていが塩﨑さんの言葉によるもの。「ケチすぎて滅!」と言われる一面もあります(笑)。

 山中柔太朗(やまなか・じゅうたろう)さん(2001年、白)は、名前の通り物腰が柔らかです。使いたい物がメンバーとかぶったら即座に譲り、スタッフのキッチンを借りたら隅々まできれいにして帰る。王子様的な風貌ながら、気遣いを欠かさない。

趣味は衣装制作で、ファッションセンスも高い。

 グループ名に込められた意味は「何色にも染まることの出来る存在に」。互いを輝かせようとする5人を見ていると、青春スポーツ漫画を読んでいる感覚になりますし、令和の国民的アイドルグループになるのではないでしょうか。楽曲は、ファンから「トンチキソング」と呼ばれるツッコミどころを備えたものが多く、思わず笑顔になります。

 ぜひM!LKを味わってみてください。

山崎あみ(やまざき・あみ)1997年生まれ、東京都出身。音楽大卒。タレント・モデル。1st写真集「Cantabile」(ワニブックス)の他、デジタル写真集も発売中。YouTube番組「うるおうリコメンド」(略称うるりこ。共同通信社制作)出演。

【KyodoWeekly(株式会社共同通信社発行)No.11からの転載】

編集部おすすめ