ワインのような香りと余韻を楽しめる、これまでにないコーヒー体験。コーヒーの生産・製造・販売を行う宏納(大阪)が、コーヒーを“醸造”という視点から捉え直した新しいコーヒーカテゴリー「醸造珈琲」を発表した。

コーヒーの味わいは、一般的には焙煎(ばいせん)や抽出によって語られることが多いが、この醸造珈琲はコーヒーの果実であるチェリーの発酵に着目し、香りや風味の個性を引き出している。だから、ワインや日本酒、みそやしょうゆなど、発酵によって香りや味わいを深めてきた日本の文化とも相性がいいはず。

 宏納は、大阪市・東三国に焙煎所「KOUNOU-COFFEE」を構え、雲南に自社農園「軍馬渓谷農園」を持つ。生産から味づくりまでを一貫して設計できる上、雲南はプーアル茶をはじめ、発酵食品や保存食など、時間をかけて自然の力を引き出す発酵文化が根付く土地として知られる。

 まずは「醸造珈琲」の第1弾として、3月10日に「醸造珈琲 春醸濃(しゅんじょうのう)」を発売した。砂糖・香料を一切使わずに自然酵母の発酵によってテロワールの個性を引き出したコーヒーで、落ち着いた苦みをベースに、カカオのようなコクとイチゴを思わせる甘み、そして発酵由来の複雑な香りが広がり、フルーティーな印象の中にワインのような芳醇(ほうじゅん)さを感じられる。従来のコーヒーとは一味違い、ワインのように香りや余韻を楽しめるため、 お酒を飲まない人にとっての新しいノンアルコールドリンクの選択肢にもなりそう。内容量500mlで税込み1480円。KOUNOU-COFFEE東三国店や公式オンラインストアなどで購入できる。

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