中高生が情報Ⅰ・Ⅱの授業やデジタル関連の部活動等で培った力を発表する デジタル学園祭 「第3回全国情報教育コンテスト(全情コン)」の最終審査会が3月14日、東京の渋谷キューズで開催され、文部科学大臣賞/最優秀賞に東京・世田谷学園 中1年の阿部洸和さんが選ばれた。
阿部さんは、AIを用いて1枚の写真から撮影当時の時代状況や天気、流行といった「思い出のかけら」(情報)を抽出し、それらの情報を組み合わせて、被写体が主人公の「物語」を生成するアプリを開発。
審査員らは「発想が非常に柔軟」「デジタルのさまざまな機能を上手に組み合わせている」「AIの使い方が適切だ」「心にくるものがある」などと高く評価した。阿部さんは最優秀賞、文部科学大臣賞に加え、ソフトバンクAIチャレンジ賞、MIXI・AIを活用したコミュニケーションデザイン賞も同時受賞。表彰式で阿部さんは「支えてくれた家族、アンケートに協力してくれた人に感謝したい。これを糧に社会課題をどんどん解決していきたい」とさらなる意欲を見せた。
優秀賞は、太陽光パネルで無駄になっているエネルギーを利活用する機能を開発した愛知・刈谷市立刈谷南中2年のマグネトロン(加藤正宗さん)、放置自転車把握およびエリア外利用を抑止するシェアサイクル運用アプリを開発した群馬県立高崎高2年のSSH竹内基礎(久保晃市さん、竹内桜介さん、山本佑斗さん)の2組が受賞した。
「全情コン」は、中高生等のデジタル関連活動のモチベーションの維持・向上を目的に企画され、今大会が3回目。全国から応募があった646組のうち、全国4ブロックでの審査を経て選出された10組が、この日の最終審査会でプレゼンテーションを披露した。主催はデジタル学園祭「全国情報教育コンテスト」運営事務局、共催は文部科学省、後援に経済産業省、日本情報科学教育学会、全国高等学校情報教育研究会、株式会社共同通信社。
閉会式では、主催を代表して一般社団法人デジタル人材協創連盟(デジ連)の鹿野利春代表理事が、「こういう(挑戦と発表の)場を準備することが、日本の未来に資する。子どもに次世代を任せるのではなく、大人も共に作っていかなくてはならない」と話した。全情コンの次年度開催スケジュールなどは公式サイトで確認できる。
■第3回全情コンの結果一覧
文部科学大臣賞/最優秀賞(1組)
作品名:「フォトものがたり」あの時の1枚が、物語になる。
チーム名:阿部洸和
発表者:阿部洸和(世田谷学園中)
優秀賞(2組)
作品名:TakaChalink–放置車両とエリア外利用の対策をするシェアサイクル運用システム
チーム名:SSH竹内基礎
発表者:久保晃市、竹内桜介、山本佑斗(群馬県立高崎高)
作品名:S.M.S 太陽エネルギー総合活用機構
チーム名:マグネトロン
発表者:加藤正宗(刈谷市立刈谷南中)
総合的な探究賞(1組)
作品名:学校を便利に!スマートに!~デジタル案内板の設置による利便性の向上~
チーム名:理数科情報班
発表者:前田悠貴、永井暖起、黒河快、宮本奏、石川直汰、福永樹(福岡県立新宮高)
情報Ⅰ・Ⅱ賞(1組)
作品名:高齢者施設支援ロボットシステム開発
チーム名:チーム王寺工業
発表者:田山樹、戎渉利、杉本一心、大山直輝(奈良県立王寺工業高)
企業賞(各1組)
▽MIXI・AIを活用したコミュニケーションデザイン賞
▽ソフトバンク AIチャレンジ賞
作品名 :「フォトものがたり」あの時の1枚が、物語になる。
チーム名:阿部洸和
発表者:阿部洸和(世田谷学園中)
▽SAMURAI賞(Digital Challenger Award)
作品名:LIFE FLIGHT
チーム名:帝塚山三人十色
発表者:吉田隆聖、小林篤志、松岡律(帝塚山高)
▽スペースブロック クリエイティブイノベーション賞
作品名:高齢者施設支援ロボットシステム開発
チーム名:チーム王寺工業
発表者:田山樹、戎渉利、杉本一心、大山直輝(奈良県立王寺工業高)
※最終審査会の様子は、【デジ連】一般社団法人デジタル人材共創連盟のアーカイブ動画で視聴可能。
https://www.youtube.com/live/pi4k1z-eGvU











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