淡路島で秘境リトリートを展開するスマイル∞リボン(兵庫県淡路市)は、国生み神話を新たな視点で読み解く体験型ツアー「国生み神話ミステリーツアー・巨石群コース」を本格稼働させた。前回の「沼島・スフィンクス編」に続く第2弾で、一般にはほとんど知られていない島北部の密林に眠る巨石群を巡る。
同社が独自調査で特定したのは、複数のレイポイント(古代の聖地)が交差する“失われた神域”。うっそうとした森の奥には、巨大な人面岩や、ペトログリフ(岩刻画)とみられる図像が刻まれた巨石が点在する。これらは中世以降の石工技術とは異質で、記紀神話以前の原史時代にさかのぼる可能性があるという。
特に注目されるのが、女神イザナミの象徴として同社が名付けた「イザナミ岩」。参加者は人ひとりが通れるほどの岩穴を“産道”に見立ててくぐり抜ける「胎内潜り」を体験できる。暗闇を抜けた瞬間、海峡を望む絶景が広がり、まるで新たな世界へ生まれ出るような感覚に包まれるという。
また、島内の主要聖地は北天の「こぐま座」と一致するという地学・天文学的分析もあり、古代の測量技術や太陽観測の痕跡を読み解く知的なフィールドワークとしても魅力が高い。
リトリートとは、仕事や日常生活から離れ自分自身に意識を向ける時間を持ち、心身ともにリラックス、リフレッシュする観光とは違う新しい旅のスタイル。同社代表の竹谷富士子氏は「神話は過去の物語ではなく、現代にも脈動を伝える“生きた設計図”。巨石に触れ、方位を読み、産道を抜ける体験を通して、参加者自身が神話の主人公として再生する旅を提供したい」と語る。
ツアーは通年(7~9月を除く)で時間は10時~15時。完全予約制で、中学生以上65歳以下の健康な人が対象。
神話の舞台として語られてきた淡路島。その密林に封印された巨石群は、古代の叡智と現代の感性が交差する“知的な聖地巡礼”の新たな目的地となりそうだ。











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