大阪で生まれ育った私は熱海にそれほどなじみがなかったのですが、先日取材ではじめて降り立って衝撃を受けました。

駅前の足湯は老若男女でにぎわい、駅前すぐの商店街には食べ歩きスポットが充実していて平日にも関わらず大盛りあがり! これが温泉地の底力……まさかここまでポピュラーだったとは!

そこで今回は駅前からのんびり散歩がてら海まで歩いてみつけた熱海食べ歩きスポットをドドンとご紹介! 正直食べきれないくらい充実してたので「実際には食べられなかったけど気になった場所」も併せて掲載しちゃいます

【甘いしょっぱい平和通り】
熱海駅を背にしたバスロータリーの右手には、温泉街へ続く商店街が2つ。
「平和通り名店街」と「仲見世通り商店街」です。まずは「平和通り」へ。

入口近くで行列ができていた「まる天」は、揚げたての磯揚げが食べられるお店。いきなり気になる!

私は「海老マヨ棒」(420円)をゲット。大きくてアツアツで、かぶりつくとエビのプリッとした食感と溢れ出るマヨ。ウマー! 商店街の中はベンチが随所にあって座って食べられるのも◎

温泉まんじゅうやさんや干物やさん、手を浸せる温泉、真四角のシュークリームが可愛い「熱海スクエアシュークリーム」やショーケースのフルーツサンドが麗しい「熱海フルーツキング」を横目にしながら商店街を通り抜け、外側をグルっとUターン。

すると、今度はバスクチーズケーキを売っている「熱海ミルチーズ」にいちごづくしの「Bon Bon BERRY」など魅力的なお店並びに遭遇……胃袋いくつあっても足らないでしょ!

我慢しようと思っていたけれど、欲望に負けて「熱海プリン」でスタンダードな熱海プリン(400円)を持ち帰りで購入。普段は大行列らしいんですが、たまたま私が行ったタイミングは誰もおらず、チャンスだと思ってしまったんです。クゥ~!

実はこの日は昼食後に訪れていていまして……お腹いっぱいだったのがほんっとうに悔やまれる(泣)。「熱海プリン」は翌日食べたのですが、カラメルがしっかり苦くて濃厚な卵の風味とのバランスが最高でした。

【仲見世通りも魅力的よ♡】
続いては「仲見世通り商店街」へ。こちらも「熱海ジェラートキング」や「あたみヨーグルト」「又一庵謹製熱海ばたーあん」とゴリゴリに食べたい欲を刺激してくるッッ! 乳製品とパンに目がないんだから誘惑しないで……!

負けました。
「あたみヨーグルト」で甘みつき(400円)を購入。これがですね~、まるでトルコアイスのような不思議なねっちり感で、思わずネリネリぐるぐるのび~ん!としたくなるんです。酸味がまろやかで甘すぎることもなく、さわやかなお味で美味しかった♡

フラリと入った干物屋さん「海光 アオキ」では「まぐろの生ハム」(1209円)なる気になりすぎる商品が売っていてこちらは自宅へのおみやげに。普通の干物ももちろん美味しそうだけど、こういう東京ではなかなか見かけない製品がお土産として買えるのがうれしい。

【海へ続く熱海銀座商店街】
つづいて坂道を海へ向けて道なりにくだりながら、徒歩15分ほどで熱海銀座へ。横並びの絹糸のようなモンブランが人気の「和栗菓子kiito」と日本茶セレクトショップ「CHABAKKA TEA PARKS」にも心惹かれつつ向かった先は……

お濃茶スイーツ専門店「熱海さとり本店」! ここでお茶の味わいを堪能できるクレープが食べられると聞いてやってきました。

注文したのは「大熱海!!!ぱりぱりクレープ」(850円)。こちらはお濃茶本来の香りや風味を楽しむために敢えて具材なし、抹茶ソースとナッツトッピングのみで楽しむクレープです。かじってみると炭酸せんべいのような薄さとパリッと感で、しっかりお茶の苦みが感じられます。美味しい!

思いのほかサイズが大きくてびっくりしながら食べていたら、すれ違った御婦人方のグループにも「まあ大きなクレープ!」「え、中身ないの?」「美味しい?美味しい?」と驚かれ、結果「端っこちょっと食べます?」と申し出て分け分けして食べるという旅の醍醐味みたいなハプニングが起きたのも最高でした(笑)。

熱海銀座を抜けた先、道路沿いでは干物を中心としたお食事がいただけるレストラン「Himono Dining かまなり」を発見! ひものバーガーやひものチップスはテイクアウトできるみたい。次に熱海に来たら絶対にここでランチ食べたい……!

【最後は海を眺めながら】
最後に訪れたのは熱海親水公園。
砂浜沿いに遊歩道があり、海を眺めながらお散歩ができます。訪れた日はまだ6月初旬でしたが暑い日だったこともあり、波打ち際で遊んでいる人たちの姿も。 熱海海上花火大会もちゃんとここから見られるみたいです。

飲食店だけでなく、雑貨屋や古着屋さんなどちょっとのぞいてみたくなるような気になるお店も次々にあらわれて、海岸エリアも素敵で、ずうっとワクワクが続く楽しいお散歩でした。また来よう!

家族と、友だちと、恋人と、誰と来ても楽しめそうな熱海の街。みなさんもお出かけの際はぜひ、ゆっくりとお散歩する時間をとって歩いてみてくださいね。そのときは、お腹を空かせて行くことを忘れずに……!

※価格はすべて税込みです

執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch

 

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