来たる9月1日は防災の日。地震や自然災害が多い日本に暮らしている私たちにとって、防災はとても身近な存在です。
ところが、ある調査によれば、自宅に防災グッズを用意している人は6割程度。また、家族で災害発生時の行動や防災対策について話し合ったことがある人の割合もおよそ6割でした。
災害はいつなんどき起こるかわかりません。いまこそ、家族みんなで防災について考えてみませんか。
【子どもとの非難、どうしたらいい?】
小学生以下の子どもがいる967名を対象にプレミアムウォーター株式会社がおこなった調査によると、自宅に防災グッズを用意している人は64.5%。家族で災害発生時の行動や防災対策について話し合ったことがある人は62.5%でした。
さらにはこんな結果も……!
<災害が発生したとき不安なこと>
1位 子どもを安全に避難させられるか・守れるか(79.7%)
2位 子どもを連れての避難所生活(70.0%)
3位 家族の安否(69.7%)
お子さんがいる家庭の場合、子どもを守ることを前提とした防災について考える必要があります。防災士・さとうりかさんが伝授する「子どもがいる家庭向けの防災対策」を覚えておくといいかもしれません。
<子どもがいる家庭向けの防災対策>
■乳幼児がいる家庭で準備しておくべき防災グッズ
①おむつ・おしりふき・ミルク・哺乳瓶・離乳食など基本的な育児用品
②ブランケット・防寒着・帽子など
③アレルギー対応食品・薬
④母子手帳のコピー・健康保険証の写し
⑤お気に入りのおもちゃやぬいぐるみ、絵本など
■3歳~小学生以下の子どもがいる家庭で準備しておくべき防災グッズ
①衣類
②簡易トイレやおねしょ対策グッズ
③普段から食べ慣れたレトルト食品やおやつ
④保護者の連絡先を書いたカード
■家庭で防災対策について事前に話し合っておくべきこと
①災害発生時の基本的な避難行動を教えておく(練習もしておく)
②家族が離ればなれになったときの備え(公衆電話や災害ダイヤルについて教える)
③安全を守るための基本的なルール(知らない人にはついていかない、信頼できる近所の人を頼るなど)
参照元:プレミアムウォーター公式サイト、プレスリリース
【親子で参加できる防災イベント&アプリで学ぶ知識】
さて、ここからは親子で参加できる防災イベントやアプリで学べる知識をご紹介していきますね~!
・親子で見て、触って、学べる! 防災2DAYSひろば
日本郵便やコカ・コーラなどの各企業が防災ブースを出展。地震の揺れの体験、リアルな放水を体感できる消防アトラクション、ペーパークラフトで防災体験など、楽しく学べる企画が満載です。
期間:2025年8月31日~9月1日(各日11時~18時30分)
場所:KITTE 地下1階 東京シティアイパフォーマンスゾーン
料金:無料
参照元:KITTE丸の内、プレスリリース(1)(2)
・東京タワーで備災を学ぶ「親子参加型 防災体験DAY」
災害が起きる前に備える力=備災に焦点を当てたイベントを初開催。実際の災害を想定した避難所・医療・インフラ復旧にまつわる展示、非常時の暮らしの工夫や最新の防災アイテムを見て・触れて・学ぶことができます。
期間:2025年8月31日(10時~16時30分)
場所:東京タワー 正面玄関前イベントスペース
料金:無料
参照元:東京タワー親子防災物語9.01、プレスリリース
※小・中学生とその保護者が対象。9月1日には自治体・企業の防災担当者を対象にした「全国自治体参加型 防災実務シンポジウム」がおこなわれます。
・親子で消防体験学習
千葉県袖ケ浦市が主催する消防体験。実際の消防活動を意識しながら、消防団車両乗車体験、放水体験、救助隊訓練、救急講習、防火衣などの着装体験ができちゃうみたい。
期間:2025年9月28日、10月5日(各日9時~12時)
場所:袖ヶ浦市 長浦消防署
料金:無料
参照元:袖ヶ浦市公式ホームページ、プレスリリース
※市内小学校の児童とその保護者が対象。未就学児は見学可能ですが、体験には参加できません。
※各日の定員は50名となり、申込多数の場合、抽選となります。8月26日まで参加申し込みフォームから受付をおこなっています。
・まち全体の防災力向上&共助を目指す「TOCOTO DAY」
消防署や警察署、図書館や地域団体、企業など、さまざまな団体がワークショップや展示をおこなうイベント。防災はもちろん、町そのものを楽しめる企画をたっぷり用意しているみたい。
期間:2025年9月6日(10時~14時)
場所:神戸市 名谷駅前広場、落合中央公園西広場
料金:無料
参照元:Instagram @tocoto_myodani、プレスリリース
・もしものための知識が楽しく身につく「バーチャル水害避難訓練アプリ」
水害を想定した避難体験ができるスマホアプリ。実際の板橋区の町を3Dモデル化することで、実際に起こりうる出来事や水害のリスクを疑似体験できます。
期間:2025年8月20日~
料金:無料、ただし通信にかかる費用は利用者負担となります
参照元:バーチャル水害避難訓練、プレスリリース
※PCからも体験できます。
・防災グッズをそろえるなら「備えるを考える 防災グッズ販売会」
家族のために普段から備えを! おいしく食べられる長期保存食や防災袋、ポータブル電源や防災ラジオなどを販売します。普段使いもできるアイテムもそろっているのでローリングストックにも◎。
期間:2025年8月27日~9月9日(10時~19時30分)
場所:小田急百貨店町田店 5階 リビング売場イベントスペース
参照元:小田急百貨店オンラインショッピング、プレスリリース
※小田急百貨店オンラインショッピングでは通年で防災グッズを販売しています。
【いろんなこと、共有できてる?】
来年2026年には東日本大震災から15年目、そして熊本地震から10年目を迎えます。2024年1月1日に起きた能登半島地震も記憶に新しいですよね。
小学生の保護者約1200名を対象にビーサイズ株式会社がおこなった調査では、災害時に子どもとの連絡手段を準備できている家庭はわずか2割。そして、約7割が「家族の合流場所の確認」や「避難経路の共有」をできていないことがわかっています。
参照元:プレスリリース
さて、あなたのおうちはいかがでしょうか。今回ご紹介したイベントやアプリを体験することで、お子さんと連絡手段や合流場所について確認しあっておくといいかもしれません。
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ
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