韓国のコムタン専門店「オクドンシク」が、ついに日本初上陸! 2025年8月7日にオープンした新大久保の1号店へ試食取材にうかがってきました。ミシュラン・ビブグルマンを8年連続で獲得した透明で上品なコムタン。一体どんなお味なんでしょう……!【世界にたった5店舗!「オクドンシク」】「オクドンシク」は、2017年ソウルに誕生したコムタンスープの専門店です。ソウル本店は2018年から2025年まで8年連続で「ミシュランガイド・ビブグルマン」に選出されているという、まさに本物の実力店!現在、ソウル、ニューヨーク、ハワイに展開していて、今回の東京店は世界で5番目となるそう。店内はカウンター席のみですが、木を基調とした洗練された内装で落ち着きがありました。テーブルには韓国料理店ならではの金属製カトラリーや紙製の箸置きが。お店は地下にありますが、Wi-Fiも完備されています。【新次元のコムタンに驚愕…】今回試食させていただいたメニューは以下のとおり。※写真の料理はすべて取材向けに量を調整していただいています・デジコムタン/(並)980円、(大)1280円、(特大)1580円・デジトッパプ/400円 ※日本限定・海老ドングランテン/480円・冷ジェユク/480円注目はなんといってもシグネチャー・メニューの「デジコムタン」。通常コムタンといえば白濁したスープですが、「オクドンシク」のコムタンは澄みきった透明のスープで、お米と一緒にクッパスタイルで提供されます。興味深いのが「トリョム」という韓国の伝統的な調理法が使われている点。75~80℃に保たれた昆布出汁を、食べる直前に炊いたごはんに何度も注いで温めることで、お米がスープを吸収しやすくなり、うま味と食感が増すのだそう。まずはスープからひとくち。豚肉のスープとは思えないほど繊細な旨味が染み渡る……! 旨みが強い豚ウデと香味野菜をじっくり煮込み、味付けは塩のみとのことですが、奥深い味わいを何度もたしかめたくなります。コムタンってこんなに美味しいんだ……。スープを抱え込んで粒だったご飯が口の中でほろほろと広がるのもたまりません。滋味あふれるってこういうお味のことなのね。しかもこのメニュー、スープとご飯はおかわり自由なんです。ひええ。ご飯の上にはスライスされた豚ウデ肉がのっているのですが、こちらもデリケートな食感! 口に入れるととろけてなくなってしまいます。こんな豚肉食べたことないかも。一緒に提供される韓国式発酵唐辛子ペースト「ゴチュジ」で味の変化も楽しめます。コムタンの澄んだ味わいを損なわないよう、スープの中ではなく別皿であわせるのがオススメ!【サイドメニューもぜひ味わって】サイドメニューの美味しさも、ぜひお伝えしておかねば。まずは日本限定の「デジトッパプ」、これは日本語にすると「豚丼」。提供直前に炙って仕上げてくれるのがポイント。スープを作るときに使用した豚ウデをひき肉にして、自家製にんにく醤油で味付けしたものなんですが、焼き目の香ばしさとタレの濃厚な味わいに溶け出した豚の脂がとってもジューシー! コムタンとはまた違う豚肉の旨味を堪能できました。「海老ドングランテン」は細かく刻んだエビと野菜を使った焼きかき揚げだそう。外側はカリッ、中はフワッとした食感で、豚脂の旨味とエビの風味がギュッと押し寄せてきます。添えられた玉ねぎが酸っぱ辛くて、さっぱりと食べられました。豚ウデをじっくりと煮込んだ「冷ジェユク」は、見た目にはとてもシンプル。ところが一緒に提供されるタレと食べると、あっさりしてるのに上品なコクが感じられてすごく奥行きのある味わいにビックリ。冷めた豚の脂のクドさを感じることもなく、ペロリと完食。同じ「豚ウデ」という部位を使っていても、調理法次第でこんなにも旨味のバリエーションが感じられるのかと驚かされるサイドメニューばかりでした。訪れた際は、ぜひどれか1品でも食べてみてほしい~っ。【スパークリングマッコリにも注目】ソフトドリンクでいただいた「梅エード」(450円)もスッキリとした味わいで食事のお供にぴったりの爽やかな飲み心地でした。韓国ブランド「NERD Brewery」のスパークリングマッコリも、チャンスがあればぜひ! 「NERD バジル スパークリング」「NERD タイム & ローズマリー スパークリング」、さらにアルコール度数が高めの「NERD 12」(全て550円・日本限定)があります。【ふと食べに行きたくなる味】「オクドンシク」のブランドスローガンは「Essence of Simplicity(シンプルさの本質)」。そのスローガンは内装やお料理にしっかりと現れていました。「あの透明なスープが飲みたいな」とふと思い立って訪れたくなるような、そんなお店。肩ひじを張らなくても味わえる本格韓国料理の名店として、心からおすすめです!■オクドンシク所在地:東京都新宿区大久保2-6-10 新宿第二アルプスマンション B1営業時間:Lunch: 11:00~15:00、Dinner: 17:00~21:30(火~木、日)、17:00~22:00(金~土)定休日:月曜日アクセス:JR山手線新大久保駅徒歩12分、都営大江戸線東新宿駅徒歩10分座席数:18席※事前予約不可※本文中の価格はすべて税込みです※実際の料理については公式Instagramなどをご参照ください参考リンク:オクドンシク、Instagram@okdongsik.jp執筆・撮影:森本マリPhoto:(c)Pouch画像をもっと見る●関連記事デジコムタンの名店「オクドンシク」がついに日本上陸…! 8年連続で「ミシュランガイド・ビブグルマン」に選ばれるってヤバくない?これは本物だ…!! ファミマで買えるマーラータンのカップ麺は熱湯2分で本格的な味&辛さが味わえるぞ【#火曜は辛いものを食べてスッキリする日】激辛ハンターが選ぶ「2025年上半期辛いものグランプリ」 それぞれの月のベストワンを発表~!!【#火曜は辛いものを食べてスッキリする日】マーラータンの素を使えば超簡単に本格シビ辛「マーラータン」をおうちで楽しめるアレンジも無限大よ【#火曜は辛いものを食べてスッキリする日】セブンの冷凍「麻辣湯」が想像以上に本格派️痺れる辛さに大満足だけど…気になるポイントもありました【#火曜は辛いものを食べてスッキリする日】