数えきれないほどのグルメスポットがひしめく秋葉原。その中でも絶賛する人が多いのが、スーパーマーケットの「福島屋」のおむすびです。
おむすびなんてどこのスーパーやコンビニでも置いてるけど……?
当初はそんなふうに思っていた私ですが、実際に食べてみて、その考えはガラリと覆されました。こんな絶品おむすびが食べられるなら、わざわざここまで足を運ぶ価値あるかも……!!
【その場でにぎるおむすび】
「福島屋」は東京の羽村市を拠点とするスーパーマーケット。秋葉原店は大規模複合ビル「秋葉原UDX」の1階にあります。
見た感じはこぎれいでお洒落なスーパーという感じ。私は初めて訪れたのですが、中に入ってみるとお惣菜やお弁当、パンなどの充実ぶりに驚かされました。どうやらこれらはすべて店内で手作りされているようです。
そしてお店の奥のほうに、おむすびコーナーを発見。ここでさらに驚くべき光景を目にすることに……。
なんと店員さんがお客さんの注文を聞いて、その場でおむすびをにぎってるじゃないですかーーー!!!
せっかくなので、私もにぎってもらうことに。
・山漬け鮭
・焼きたらこ
・梅干し
・日高昆布
のバラエティの中から私は「鮭」と「たらこ」の2種類を注文。すると、なんとも手慣れた様子でお米をにぎり、さっと海苔を巻いてあっという間に提供してくれました。
プラスチックの容器に入れてもらったら、レジに持って行って精算。
外にちょっとした飲食スペースが設けられているので、ここで食べてみることにしました!
【おむすびのおいしさ、再発見!】
先ほどにぎってもらったばかりのおむすびは、できたて&温かいという二重の意味でほやほや。ぱくりと頬張ってみると……文句なしに絶品です!
ほんのり温かさの残るお米は、固すぎず柔らかすぎずな絶妙の握り具合。1粒1粒がしっかりしていて、噛むと旨味と甘味が広がります。握るときに加えた塩も効いていて、それがまた食欲をそそります。
なんでも、お米は青森や宮城、茨城などの特定の生産者から仕入れた、特別栽培米以上の品質のものを使用しているそう。お米の価格が高騰している中、ここまでこだわっているのは素晴らしすぎる……!!
そして、中に入った具材もボリューミー。鮭はたっぷり入っているし、焼きたらこにいたってはおむすびの半分ほどのサイズはあるのではないかと思うほど大ぶりです。
海苔も有明産を使っているだけあって、しっとりしていて風味豊か。こうしてじっくり堪能してみて、昔から食べられてきたおむすびの旨さについて改めて気づいた気がします。
【この価格設定、どうなのよ!】
さて、このおにぎり、値段はいくらだと思いますか? 2025年9月現在、1個あたり税込み216円。最初は「ふーん、2個で400円ちょっとか~」なんて思ったんですが……え、ちょっと待って。
ここ数年、コンビニやスーパーのおむすびの価格は上がりに上がって、最近では100円台後半はザラ。
鮭やたらこは200円超えも珍しくありません。その現状をふまえた上でもう一度考えてみたら……安くない?いや、安すぎない!?
ここまで具材1つひとつにこだわってこのお値段なら、むしろ良心価格すぎるって!
職場がこのあたりにあったら、毎日お昼に買いに行きたいなぁ……なんて思っちゃいました。
ほかにも、全国から厳選した食材などが豊富にそろっている「福島屋」。食の意識が高い人にとっては、見ていて飽きることがなさそう。首都圏の店舗は秋葉原以外に六本木や虎ノ門もあり、こちらでもおむすびは爆売れしている様子。おいしいおむすびを食べたい人は、ぜひぜひ立ち寄ってみてください♪
参考リンク:福島屋 公式サイト、Instagram @fukushimaya_tasting_market
執筆・撮影:鷺ノ宮やよい
Photo:(c)Pouch
画像をもっと見る
●関連記事
編集部おすすめ