世界的に起こっている価値観の変化。めまぐるしく変容していることもあり、順調にアップデートできている人もいれば、なかなかついていけない人もいます。
たとえば、親と話しているとき「考え方が古い」「いまの時代に合わないな」と感じている人もいるのではないでしょうか。
ある調査によると、親との価値観の違いを感じている人はなんと8割以上におよんでいます。みんなの本音を深掘りしてみると……?
【「親との価値観の違いTOP5」が興味深い】
不動産メディア「空き家買取隊」が全国の男女500名を対象におこなった調査によると、「親との価値観の違いを感じる」と回答した人は85.0%。
どんなことに「価値観が違う」と感じているのか、具体的に聞いてみると……
<親との価値観の違いTOP5>
1位 働き方の柔軟性(18.8%)
2位 男女の役割分担(12.4%)
3位 結婚出産の考え方(11.2%)
4位 お金の使い方(8.4%)
5位 子育てのスタンス(6.4%)
わ、わかりみが深すぎる。親だけでなく、ある程度年配の方と話したときにこういったことを感じる人も多いのではないでしょうか。
【「価値観が違う」と思うところ】
さて、ここからはランキングTOP3にある「働き方の柔軟性」「男女の役割分担」「結婚出産の考え方」に注目してみましょう。
まずは1位「働き方の柔軟性」から。親に対して「価値観が違う」と感じることを尋ねてみると、こんな意見が寄せられました。
・「会社に正社員として長年勤めなければならない」という考え方
・非正規雇用の人を下に見る
・転職への拒否感
・在宅ワークやフリーランスへの偏見
・仕事第一の姿勢はどうかと思う(家族や個人の生活を犠牲にするのはおかしい)
親世代は「安定した会社で正社員として働く」ことを重視する傾向にありますが、当時とは社会的背景が変わってしまったこともあり、子ども世代は違和感を感じるよう。
また昨今は、働き方が多様化しているため、在宅ワークやフリーランスといったスタイルを選ぶ人も増えています。終身雇用があたりまえだった世代にしてみたら、あまりにも勝手が違いすぎてついていくのも大変なのかも……。
いっぽう「男女の役割分担」や「結婚出産の考え方」についてはこんな意見が集まっています。
・家事や育児は女性がすべてやるべきという考え方
・夫が外で働き妻が家を守る、という価値観
・結婚して子どもをもつことが当たり前(独身者を下に見る)
いや~、どれも「あるある」すぎるわ。それにいまの時代、結婚しないという選択肢も「普通」なのに、独身ってだけでいろいろ言われちゃうのはなぜなのか(ちなみに私は独身です)。
幸いなことに、うちの親は「結婚しろ」と圧をかけてくるタイプではないので、ストレスフリーで生きていけていますが、そうでない家庭が多いことも事実。このあたりの価値観をすり合わせていくには、まだまだ時間がかかりそうですねぇ(涙)。
【価値観が合わないとき、どうしてる?】
ちなみに……親と価値観が合わないと感じたとき、皆さんはどうしているでしょうか。
今回の調査で最も多かったのは「適当に受け流す」(39.8%)、次いで「自分の意見を伝える」「自分のやりたいようにやる」「話し合う」といった意見が寄せられています。
今後、親との会話で困ったときは参考にしてみるといいかもしれません。さて、あなたはこの結果をどう思う?
参照元:空き家買取隊、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ
画像をもっと見る
●関連記事