秋の空を明るく照らし出す「中秋の名月」。
……ところで皆さんは、中秋の名月っていつだかわかりますか?というかそもそも、中秋の名月がなんなのか、答えられます……?
私の場合は「『中秋の名月』という言葉は知っているけれど、ハッキリ説明できるかといえば自信がない」というのが正直なところ。
【中秋の名月って知ってる?】
日本で古くから親しまれてきた、中秋の名月。
マッチングアプリ・サービス「ハッピーメール(ハッピー)」が成人男女200人を対象におこなった調査によると、「中秋の名月という言葉を知っている」と回答した人は8割以上。この日に特別なことをしている、と回答した人は約半数にのぼっています。
ご覧のとおり、数字だけ見ると、中秋の名月ってめちゃくちゃ認知度が高いのよねぇ。
【中秋の名月トリビア】
広く認知されているものの「中秋の名月はいつか」「そもそも中秋の名月とはなんなのか」と聞かれると言葉に詰まる人も多そうです。
というか、実際に私の家族や友人に聞いてみたら、言葉に詰まっていました(笑)。みんな……ナカマ……!!
というわけで、ここからは国立天文台公式サイトを参考に、中秋の名月にまつわる基本的な知識をお届けしていきたいと思いま~す!
■中秋の名月ってなに?
中秋の名月とは、旧暦(太陰太陽暦)の8月15日の夜に見える月のこと。旧暦をもとに決められているので、現在では毎年日付が変わります。今年2025年の中秋の名月は「10月6日」です。
なお、十五夜とは旧暦15日の夜のことであり、秋にかぎったものではありません。
■中秋の名月=満月とはかぎらない
満月のイメージが強い人も多いでしょうが、必ずしも「中秋の名月=満月」というわけではなく、しばしばズレが生じるそう。
次に中秋の名月と満月が同じ日付になるのは「2030年」です。
【なんと「土星」も見えるそうです】
中秋の名月を含む旧暦の秋(7~9月)は、古来から「この時期の月は1年で最も美しい」とされ、平安時代には月を眺めて歌を詠む宴も催されてきました。
中秋の名月にあたる10月6日は月曜日。週のはじめということで忙しい人もいるかもしれませんが、ひととき手を休めて美しい月を眺めてみませんか。
ちなみに……国立天文台によると、今年は中秋の名月の近くに土星が見えるそう。満月に近い月はとても明るいため、やや見づらいかもしれませんが、ぜひ目を凝らしてみて。
参照元:国立天文台、ハッピーライフ、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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