手羽中の唐揚げっておいしいですよね。特に、揚げたてをアツアツのまま頬張ると、もう最高~~~……って、え?
アツアツではなく、凍ったまま食べる唐揚げがこの世には存在するですって!?!?
それが福岡みやげとして知られる「努努鶏(ゆめゆめどり)」だそう。
【決して温めないでください…】
福岡県福岡市にある鳥一番フードサービスが昭和56年から揚げているという、冷やして食べる唐揚げ「努努鶏」。
パッケージに「まずはこちらのキリトリ線に沿ってあけてください」と書かれていたので、いそいそと開けてみると……。
「決して温めないでください…」の文字。フォントが迫力あるのもあいまって、うっすら怖くなってきました。まさかここまで本気で温め厳禁だとは。
というわけで、 “いちばん食べごろ” だという5~10分常温で自然解凍した状態でいただいてみることに。
口当たりはひやっとしてて、食感はパリッ、サクッ。口の中で甘辛い衣と肉の旨味が広がり、濃厚な味わいを楽しめます。
ここまで冷え冷えの唐揚げなんて初めて食べるのに、すんなりと受け入れられている自分にびっくり。新感覚ではあるけれど、味がしっかりついていておいしいので、冷たいスナック感覚でパクパクいけちゃいますね!
どうやらこれは、通常の唐揚げとはまったく異なる努努鶏独自の作り方に秘密がある様子。
衣をつけた鶏を190度で20分以上カリカリになるまで揚げ、オリジナルスパイス入り甘辛たれを絡めたものをマイナス25度の大型冷凍庫で30分以上冷やすという工程を経ることで、こうした味や食感が作り出されているそうです。
【温めたらどうなるのか?】
ちなみに、冷凍庫から取り出してすぐの凍った状態で食べてもOKらしいのでチャレンジしてみましたが……か、固いっ!! 衣も鶏肉もカチカチで噛むのが大変です。でも、歯ごたえがある食べ物が好きな人には、むしろ好まれるかも!?
そして、人は禁じられたことをあえてやってみたくなっちゃう生き物。「決して温めないでください…」なんて言われれば言われるほど、「温めたらどーなっちゃうの!?」という好奇心に抗えなくなったりしませんか……?
そこで、電子レンジで30秒ほどチンしたアツアツも食べてみたところ……え、普通においしい。「あっためたらおいしくないんかーい!」って結果を少し期待しましたが、これはこれで美味でした。
ただし、やはり衝撃度でいえば冷えている「努努鶏」に勝るものはなし。冷凍、アツアツ状態も試しましたが、個人的には5~10分常温で自然解凍した状態で食べるのをまずはおすすめしたいです。
【冷凍庫に常備したい!】
「努努鶏 手羽中・骨付 箱詰 (中)」は税込み1080円。内容量210gで約12本入りとのことですが、私が購入したものは14本入っていました。
食べたいときに冷凍庫から必要な本数を出して温める手間なくすぐにいただけるというのも、この「努努鶏」のうれしいポイント。おうちに常備しておくと、おやつやお酒のおともに便利かと思いますよ♪ 一度食べ出したら、おいしすぎて一気に全部食べ切っちゃいそうですが……!
商品は福岡市にある直営店できるほか、オンラインストアにて注文可能。福岡市のふるさと納税返礼品として選ぶ人も多いそうです。他にはない新感覚の唐揚げ、皆さんもぜひ味わってみて!
参考リンク:努努鶏 オンラインストア
執筆・撮影:鷺ノ宮やよい
Photo:(c)Pouch
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