突然ですが……皆さんは掃除は好きですか?

好きとか嫌いとかいう問題ではなく「やらなくてはいけない義務感」で掃除をしている人もいるでしょうが、そのいっぽうでどうしても手が回らず掃除ができていない人がいることも事実。そしてある調査によれば、「片付けたい」という気持ちと「片付けられない」という現実の間には、さまざまな心理的・物理的な障壁が存在しているようなんです。


いわゆる「汚部屋」が誕生してしまう背景にはどのような事情があるのでしょうか。

【どれくらい汚いの? なぜ片づけられないの?】
ひと口に「部屋が汚い」と言っても、その程度は人によりますよね?

不用品回収ラクエコがおこなった、自身の部屋が汚いと自覚している314名を対象にした「部屋が汚い人の実態に関する調査」によると、部屋の汚さの程度でもっとも多かったのは「物が多いが、通路は確保されている」(229人)でした。

<そのほかの意見>
「床の一部が見えない」(130人)、「通路が狭くなっている」(105人)、「カビが発生している」(31人)、「部屋全体がゴミ状態」(16人)など

また今回の調査では「片づけられない理由」+「部屋が汚くて困っていること」も明らかになっています。

■片づけられない理由ランキングTOP3
1位「面倒」
2位「時間がない」
3位「『いつか使うかも』という考え」

■部屋が汚くて困っていることTOP3
1位「来客ができない」
2位「物が見つからない」
3位「部屋で移動しにくい」

【「部屋が汚くなったきっかけ」に考えさせられる】
こうしてみると、皆さん部屋が汚いことを自覚しているようだし、その理由もわかっているよう。

それならば「今すぐ掃除を始めてしまえばいい」とも思うけれど、そこにはどうしようもない事情もあるようで……。ひとまずこちらのランキングをご覧ください。

■部屋が汚くなったきっかけTOP5
1位「もともと片付けが苦手」
2位「仕事が忙しくなった」
3位「メンタルヘルスの問題」
4位「引っ越し後、片付けが進まない」
5位「体調を崩した、病気になった」

なお、6位以下には「経済的に困窮した」「恋人との別れ」「親の介護」などがランクインしています。

1度部屋が汚くなってしまうと、そこから再びキレイな状態にするのはなかなか大変。私もメンタルが落ち込んだとき、一時期掃除ができなくなり、そこからどんどんどうでもよくなっていった経験があります。

また年を重ねるごと「仕事や介護で忙しい」といった物理的な問題も発生しがちですよねぇ。こういう場合、取り組むべきは掃除だけではなく「個人のケア」なのかも。

ちなみに、今回の調査では73.6%が「部屋が汚いことに危機感を覚えている」と回答しています。
さて、あなたはこの結果をどう受け止めるでしょうか。

参照元:不用品回収ラクエコ、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ

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