
神戸北野の伝統的建造物群保存地区の中でも、最も古く開発されたエリアに位置する約2000m2 の邸宅跡地について、今までにいくつもの分譲マンション等の開発計画がありましたが、この地域の持つ歴史的風致が不可逆的に失われかねないと、周辺地域からの強い反発もあり事業化に至りませんでした。
しかし、これだけ大きな土地が未利用のまま放置されている事は、地域景観や防犯性を著しく低下させるだけでなく、いずれ強引な事業者により、地域の魅力を失わせるようなものが建設されかねないという懸念が残っていました。
そんな状況の中、マンション法制を専門とする戎正晴弁護士と株式会社キューブ(神戸市中央区、代表取締役:天宅 毅)が共同開発した事業フレーム「1000年集合住宅」を初めて採用した、株式会社ゼロコーポレーション(本社:京都市北区、代表取締役社長:金城一守)の事業「華り宮嵯峨二尊院」が京都で竣工し、ここで採用した「1000年集合住宅」を「北野・山本地区をまもりそだてる会」の浅木会長に紹介した所、是非、この事業フレームで懸案となっている2000m2 の邸宅跡地を検討してはどうかとの提案を受けました。