2017年7月に発売したSI-2000AS型に引き続き、SI-1500AS型を追加

産業用ボイラのトップメーカーである三浦工業株式会社(本社 愛媛県松山市 社長 宮内大介)は、省エネルギーを追求し、油焚きボイラでは業界最高レベル※であるボイラ効率97%を達成した「油焚き小型貫流蒸気ボイラSI-1500AS」(相当蒸発量1500kg/h)をラインナップ、2018年4月より販売を開始いたします。

  近年、省エネルギー化に対する要求はますます高まり、産業用熱源として広くご愛顧頂いてきました蒸気ボイラにおいても更なる進化を求められております。
2017年7月に発売したSI-2000AS型に引き続き、今回のSI-1500AS型は、これらの課題に資する油焚き小型貫流ボイラとして、SIシリーズ従来の特長をそのままに運転効率の向上・省電力化・蒸気圧力安定性・負荷追従性をさらに高めました。

【特長】
(1)エコノマイザ※1を改良し、ボイラ効率97%を実現
高性能エコノマイザの採用により排ガスからの熱回収量を向上させ、油焚きボイラ最高レベルのボイラ効率97%を実現しました。

(2)燃焼ステージの多位置化、ターンダウン比1:4
従来の3位置制御(待機、低燃焼、高燃焼)に制御位置を追加し、多位置制御(待機、低燃焼、中燃焼、高燃焼)を実現しました。また、ターンダウン比※2を1:2から1:4へ燃焼範囲の拡大により、蒸気負荷要求に対し、安定した蒸気の供給が行えます。
 低負荷時にはボイラの発停を抑えることができ、プレパージによる熱損失の低減、蒸気圧力の安定性が向上しています。

(3)熱損失低減による運転効率の向上
・送風ラインに自社開発のダンパモータを搭載し、ドラフト損失※3を低減
・濃縮ブロー※4水を小流量、長時間ブロー制御へ変更し、ブロー熱損失を低減
・断熱強化による放熱損失の低減
様々な熱損失を低減させ運転効率を向上させます。

(4)省電力化
送風機、給水ポンプともにインバータを標準搭載、自社開発の高効率送風機や水位レベルセンサとの併用により省電力化を推進します。

(5)高乾き度※599.5%以上を実現
蒸気圧力や燃焼負荷によって刻々変化する適正水位※6に対して、各種センサおよびインバータを用いてきめ細かな水位制御を行うことで、良質な乾き度の蒸気をご提供します。
                    
[画像: https://prtimes.jp/i/28191/3/resize/d28191-3-770424-0.jpg ]


※自社調べ

※1:排ガスの余熱でボイラの給水を加熱する装置

※2:最低出力と定格出力の比

※3:ボイラ待機時の自然通風による熱損失

※4:缶水の濃縮度調整のための排水

※5:蒸気中に含まれる液体としての水分(水滴)の割合が 少なく、良質な蒸気であること

※6:高乾き度および缶体保護を両立できるボイラ内の水位(液面の高さ)

※7:負荷率100[%]、蒸気圧力0.49[MPa]、給水温度15[℃]、給気温度35[℃]

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
編集部おすすめ