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香港では中国の習近平政権に対する大規模な抗議活動が続き、「改造」政策への懸念が広がる。同時に内モンゴルとチベットへの移民増加と同化の強制、ウイグル人の強制収容と新疆における民族浄化と、中国の少数民族弾圧は凄まじさを呈している。内モンゴルに生まれ、中国籍を拒絶した著者が、中国の新植民地政策は、やがて日本をも脅かすことになると警鐘を鳴らす。文庫版では第19回正論新風賞受賞論文などを新たに収録。
【主な内容】
序 章 中共による少数民族大虐殺
第一章 中国という諸民族の牢獄
第二章 近隣諸国へ膨張する中華ナショナリズム
第三章 シナの謀略「民族絶滅」
第四章 ユーラシア外交が日本を救う
第五章 日本が内モンゴルと同じ轍を踏まないために
第六章 独裁者習近平の外交と日本
第七章 習近平は第二の毛沢東になるのか
第八章 「邪悪な国家」中国と世界、そして日本
【著者略歴】
楊海英(よう・かいえい)
1964年、南モンゴルのオルドス高原生まれ。モンゴル名オーノス・チョクトの日本語訳は大野旭。国立静岡大学人文社会科学部教授。専攻は文化人類学。博士(文学)。主な著書に『モンゴルのアルジャイ石窟─その興亡の歴史と出土文書』(風響社、2008年)、『墓標なき草原─内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上・下)』(岩波書店、2009年、第十四回司馬遼太郎賞受賞)、『中国とモンゴルのはざまで─ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(岩波書店、2013年)、『モンゴルとイスラーム的中国』(文藝春秋、2014年)、『モンゴル人の中国革命』(筑摩新書、2018年)、『最後の馬賊―〈帝国〉の将軍・李守信』(講談社、2018年)など。
【産経NF文庫】
産経新聞出版が平成30年7月、ノンフィクションなどを中心に創刊したレーベル。
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