2020年1月 令和最初の成人式を迎える「新成人」の恋愛結婚に関する意識調査
新成人の恋愛・結婚に関する意識は、4年連続で回復トレンドを維持!
「今後異性と積極的に交際したい」新成人の割合が約5割、3年連続増加傾向を維持!
新成人の結婚希望年齢は25歳が最多割合、女性の7割は27歳までに結婚したい!
新成人の「将来子供が欲しい」割合が65.9%で過去25年間で最低水準に?!
結婚相手紹介サービスを提供する株式会社オーネット(本社:東京都中央区 代表取締役社長:森谷学)は、2020年に成人式を迎える新成人618名(男女各309名)に対して、「恋愛・結婚に関する意識調査」を実施致しました。
前身となる会社(株式会社オーエムエムジー)が1980年4月に設立されて以来、株式会社オーネットは結婚紹介サービス事業を運営し、2020年4月に設立40周年を迎えます。
国内では総人口減少や少子高齢化・超高齢化社会などの人口動態の問題とあわせて、50歳時未婚率の急激な上昇や20代~40代の未婚率上昇の話題が日常的にメディアで取りあげられて久しいといえます。また、2019年の出生数が統計調査開始以来はじめて90万人を割り込む報道が直近で話題となっていますが、出生に関連する項目も過去からの推移を含め今回レポートいたします。こうした背景を踏まえて、今後の日本の担い手である令和最初に成人式を迎える若者の恋愛・結婚に対する意識や考え方がどうなっているか、直近数年の変化や過去調査からの年次推移や変化などを含め調査結果をご報告いたします。
今回の調査対象となる新成人は1999年4月2日~2000年4月1日の期間に生まれた若者たちとなります。
彼らが生まれた1999年は、世界的には「ミレニアム」にむけたカウントダウンが行われ、コンピューターにおける「西暦2000年問題」が世界的に話題となった年でもありあした。また、欧州で新通貨「ユーロ」が誕生したのも1999年でした。国内ではi-modeのサービスが開始され、携帯電話・PHSの電話番号が11桁化されたのもこの年でした。国内では「だんご3兄弟」が大ヒットし291万枚を売り上げ、そして国内映画では「鉄道員」(ぽっぽや)、海外映画では「アルマゲドン」が流行した年でもありました。
昨年の調査報告で2016年をさかいに、それまで下降傾向にあった新成人の恋愛・結婚意識が下げ止まりして、2017年から回復傾向に転じた調査内容をご報告いたしました。
―――――――――― トピックス ―――――――――――
(1)新成人の「恋愛」意識に関する調査
・「これまでに交際経験がありますか?」
「交際経験あり」は全体60.7%、男性55.0%、女性66.3%で、過去3年間と同水準で推移!
・「現在交際している異性がいますか?」
「現在交際している異性あり」は全体29.6%、男性23.3%、女性35.9%で、過去3年間と同水準で推移!
・「交際相手とどうやって知り合いましたか?」
全体回答の1位は「学内(大学・専門学校)」で、2位は「高校時代までの知り合い」、3位に「ネット(SNS)」が昨年に引き続きランクイン!
・「今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?」
「今後異性との交際を積極的にしていきたい」が47.4%で昨年(50.6%)より3.2%低下、一昨年(48.3%)と同水準の結果に!
・「SNSで知り合った異性との恋愛はあり?」
「SNSで知り合った異性との恋愛はあり?」については、全体47.4%で昨年(50.0%)から2.6%低下!
(2) 新成人の「結婚」意識に関する調査
・「あなたは将来結婚したいと思いますか?」
「結婚したい」が男女全体で79.1%で、昨年79.3%と同水準という結果で推移!
・「結婚したい理由は何ですか?」
「好きな人と一緒にいたい」「家族がいると幸せ」「子供がほしい」が例年通り上位を占める!
・「あなたは何歳で結婚したいですか?」
結婚したい希望年齢は、「25歳」が男女最も割合が高く、女性の7割が26歳までに、男性の6割は
27歳までに結婚したいという結果に!「20代の結婚願望」は引き続き高い状況で推移!
・「結婚をしたら子供がほしいですか?」
「結婚したら子供がほしいですか?」との質問に、65.9%が「はい」と回答!
1996年の第一回調査で男女93%が「結婚したら子供がほしい」と回答、その後2005年85.6%、2010年84.2%、2015年64.5%と下降し、2017年~2019年69%台に回復するも今年65.9%に低下!
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(1) 新成人の<恋愛>意識
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■「これまでに交際した経験がありますか?」
男女全体で60.7%で昨年同水準。女性は昨年に比べて4ポイント増加し、男性は4ポイント減少。
全体では昨年同水準となる6割が、これまでに異性との「交際経験あり」という回答となりました。2018年以降3年連続で6割を上まわる割合で状況で推移しています。男女別前年比較においては男性が約4ポイント減少、一方女性は約4ポイント増加する結果となり、昨年の一昨年対比の男女増減割合が今回は入れ替わる結果となりました。また、2016年に47%と低調だった男性の割合が、2017年以降は55%以上で推移している事から、男性の交際経験の割合がここ数年安定している事がわかります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-521701-0.png ]
■「現在交際している異性がいますか?」
「現在交際している異性がいる」は全体で29.6%、男性23.3%、女性が35.9%!
「現在交際している異性がいますか?」という質問に対して、全体で618名中183名、29.6%が「いる」と回答し、は昨年30.1%と同水準という結果となりました。この項目においても「交際経験あり」の質問への回答結果と同様に、『女高男低』が顕著となる結果となりました。全体では2017年(30.7%)、2018年(31.5%)、2019年(30.1%)という結果で同水準で推移しており、2016年の26.2%から大きく回復した2017年以降の傾向を維持している状況であることがわかります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-142756-1.png ]
1996年からの全体年次推移(次グラフ)をみてみると、1996年50.0%から2011年23.0%までの15年間が低下傾向の期間であったこと、そして2012年(24.7%)以降は緩やかに回復傾向となり、2017年以降さらにその傾向が強まっている傾向で推移していることがわかります。国内では1990年初頭から2010年頃を経済的な視点で「失われた20年」と表現されていますが、「交際相手がいる」割合が同時期に合致して低下傾向であったことは、経済環境が結果として恋愛意識・行動に影響するという相関関係があるということがいえるのではないでしょうか。
[画像3: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-327895-2.png ]
■「現在交際している相手とどうやって知り合いましたか?」
全体の1位は「学内(大学・専門学校)」で、2位は「高校時代までの知り合い」、3位に「ネット(SNS)」が昨年に引き続きランクイン!
交際相手がいると回答した男女183名に、「相手とどうやって知り合ったか」について質問しました。調査結果は昨年と同じ結果で「大学(専門学校、大学院含む)」が全体でトップ(32.3%)となりました。2位は「幼稚園~高校時代までの知り合い」(21.3%)で、昨年に引き続き3位に「ネット(SNS)」(15.3%)がはいり、男女別内訳では女性17.1%、男性12.5%となりました。そして4位はそれぞれ、男性が「学外(サークル・趣味など)の知り合い」(11.1%)、女性が「アルバイト先の知り合い」(9.9%)という結果となりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-293675-3.png ]
■「今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?」
「今後異性との交際を積極的にしていきたい」が全体で47.4%となり、昨年より3.2%低下!
現在「交際している」「交際していない」に関わらず、調査対象の男女618名に「今後異性との交際を積極的にしていきたいか?」について質問した結果、全体で47.4%の男女が、「積極的にしていきたい」という回答結果となりました。これは昨年と比較して3.2%低い結果で、男性が昨年47.9%に対して47.2%でほぼ変わらない一方、女性は昨年の53.3%から47.6%と5.7%低い回答結果となっています。女性が5.7%低下した要因として、前述の設問で「現在交際相手がいる」という女性の回答が前年に対し3.2%高くなっていることが一部影響していることが推測されますが、一方で男性は「交際している」割合が4.2%低下しているにも関わらず、この設問への回答割合が前年と同水準であることから、昨年まで高まってきた女性の交際意欲の高まりというトレンドが落ち着き傾向にあるということがいえるのかもしれません。
[画像5: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-808590-4.png ]
■「SNSで知り合った異性との恋愛はあり?」
「SNSで知り合った異性との恋愛はあり?」については、昨年の50.6%から47.4%へ3.2%低下!
SNSを含めネットによる出会いについては、数年前まではネガティブな割合が高い傾向にありましたが、昨年の調査では半数の50.6%が「SNSで知り合った異性との恋愛はあり」と回答しました。また、女性にいたっては53.4%が「あり」という回答結果でした。
しかし今年の調査では全体で47.4%が「あり」という回答で昨年より3%の低下という結果となり、男性、女性ともに47%台という結果となりました。男性が一昨年より横ばいで推移しているのに対して、女性は一昨年の49.7%から昨年53.4%に3.7%増加しましたが、今年は6.2%低下し47.6%と一昨年を下回る調査結果となりました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-418908-5.png ]
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(2) 新成人の<結婚>意識
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■「あなたは将来結婚したいと思いますか?」
「結婚したい」が全体で79.1%で、昨年79.3%とほぼ同じ結果!
新成人の結婚感について、「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」のいずれかを選択した割合は、全体で79.1%となり、昨年の79.3%とほぼ同じ結果となりました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-716619-6.png ]
1996年からの年次推移でみると、直近では2016年に結婚したい割合が調査開始以来最低となる74.3%に低下しましたが、その後2017年(79.0%)、2018年(83.8%)と2年連続して回復傾向となっており、今回の結果は回復傾向にある昨年と同じ79%台で推移という結果となりました。
[画像8: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-502202-7.png ]
■「結婚したい理由は何ですか?」
「結婚したい」理由は、「好きな人と一緒にいたい」「家族がいると幸せ」「子供がほしい」
「結婚したい」理由についての質問では、「好きな人と一緒にいたい」「「家族がいると幸せ」「子供が欲しい」の3つが昨年と同じく上位の回答となりました。この結婚したい理由の選択肢のなかで「子供が欲しい」については、昨年53.3%から49.9%と3.4%の低下となりましたが、この「子供がほしい」については年次推移を含め、別途詳しく状況をご報告いたします。
[画像9: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-561747-8.png ]
■「あなたは何歳で結婚したいですか?」
希望年齢の回答は男女「25歳」が最多、女性7割は26歳までに、男性6割は27歳までに結婚したい
「結婚したい」と回答した489名に、何歳で結婚をしたいかを質問したところ、男女ともに最も割合が高かった年齢は25歳(24.1%)で、続いて28歳(14.7%)、26歳(13.1%)、27歳(10.0%)、そして24歳(11.0%)と続きました。女性の7割を超える71.9%が26歳までに結婚をしたいという結果となり、男性は6割にあたる59.8%が27歳までに結婚をしたいという結果となります。また、女性の結婚希望年齢24歳の割合が、昨年の10%から12%に2ポイント上昇し、20代前半で結婚をしたいと考える若者が増加しているトレンドにあるといえます。
[画像10: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-272298-9.png ]
■「自分が結婚できないのではないかと思う?」
全体で72.0%、男性の67.0%、女性は77.0%が、自分は結婚できないのではないかと心配?!
男性の約7割、女性の約8割が「自分は結婚できないのではないか?」と不安をもっていることがこの設問への回答からわかる結果となりました。将来結婚したいと約8割の男女が考えている一方で、結婚に対して一定の不安を、新成人である若者がもっていることが調査結果からよみとれます。
[画像11: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-721658-10.png ]
■「結婚後、専業主婦(主夫)になりたいですか?」
全体で17.0%、男性が11%、女性においては24%で「4人に1人」が専業主婦を希望している!
「専業主婦(主夫)になりたいか?」という質問に対して、全体で17.0%が「はい」と回答し、男性が11%、女性が24%という結果となりました。男女共働きが今やあたり前となり、育児を含め夫婦のあり方も変化していく中で、新成人の専業主婦(主夫)を望む割合は17%という結果で昨年と同じ割合となりました。
[画像12: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-407212-11.png ]
■「あなたは結婚したら子供がほしいですか?」
「あなたは結婚したら子供がほしいかですか?」、昨年より3.4%下降する結果に!
子供がほしいかどうかの回答については、直近数年の推移でみると、2017年の69.7%から2019年までの3年間69%台で推移していましたが、今回2020年の調査では65.9%と昨年から3.4%下降する結果となりました。一方、「ほしくない」という回答の割合は昨年の12.6%と同じで、「わからない」が昨年の18.1%から21.5%へ3.4%の増加する結果となりました。
[画像13: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-474235-12.png ]
「結婚したら子供がほしい」割合が、2017年には69.7%にまで回復したあと、2年後の2019年まで同水準で推移したが、今回の2020年に3.4%低下した理由の一つとして、今回の調査期間を例年と同じ11月末~12月初めで設定し、2019年11月29日(金)~12月3日(火)にアンケート調査を実施しましたが、同時期にあたる11月26日に厚生労働省から人口動態統計(速報)が発表されたことが関係しているかもしれません。この発表に基づき、2019年の出生数が90万を下回り過去最低になるという内容の報道が各メディアから出たことがこの調査期間にあたっていたことで、選択肢の「わからない」に回答が流れた可能性も否めないかもしれません。
ただ、25年前の新成人調査で「子供が欲しい」割合が93.0%であったことを考えると、この設問に対する回答結果の推移が国内における少子化、出生数の低下と相関しているのは間違いないといえるのではないでしょうか。
[画像14: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-388362-14.png ]
- 調 査 概 要 -
■調査名: 【第25回】 2020年 新成人の「恋愛・結婚」に関する意識調査
■調査地域: 全国
■調査対象:1999年4月2日~2000年4月1日に生まれた成人式を迎える男女
■調査方法:インターネットを利用したクローズ調査
■調査日: 2019年11月29日(金) ~ 12月3日(火)
■調査主体: 株式会社オーネット
■サンプル数: 618 人 (男性309人/女性309人)
※2000年生まれ:204名(33.0%)、1999年生まれ:414名(67.0%)
※ 表記の無い場合の単位は%です。 調査結果の数値は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計で100%にならないことがあります。
※ 出版物・印刷物等、本資料をご使用になる場合には、 “結婚相手紹介サービス「オーネット」調査”と明記ください。その際にはオーネット広報グループ宛に連絡いただきますと幸いです。
※ことぶき科学情報
第1回発行は、VOL.1 1996年01月「新成人の恋愛・結婚観/団塊ジュニアの意識調査」です。
ことぶき科学情報では、新成人の恋愛・結婚に関する意識調査をはじめ、各年代の未婚・既婚男女の
恋愛・結婚に関する意識調査を様々な角度から行い、その結果を毎月リリースしています。
※昨年の調査リリース等はこちらをご確認ください。 https://onet.co.jp/company/release/
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■■株式会社オーネット 会社概要■■
[画像15: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-842380-15.jpg ]
「いいめぐり逢い、いい結婚。」
[画像16: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-791540-16.png ]
◎「データマッチング」、「WEBによる検索」、「写真による検索」、「パーティー・イベント」、「お引き合わせ」など、豊富な出会いの機会をご提供します。
◎専任の結婚アドバイザーによる手厚いサポートを通して、結婚にむけたさまざまなニーズにお応えいたします。
また、男女45歳以上を対象にした中高年専門の<オーネット スーペリア>を運営し、結婚のみにこだわらない、さまざまなかたちのパートナー探しを実現するための大人の出会いの機会をご提供しています。
・代表者:代表取締役社長 森谷 学
・設立:1980年4月 株式会社オーネットの前身となる株式会社オーエムエムジー創立
※2020年4月、オーネットは創立40周年を迎えます
・沿革:2007年12月 楽天グループに事業承継、株式会社オーネット設立
2018年12月 親会社が楽天株式会社よりポラリス・キャピタル・グループ株式会社関連会社に変更
・本社所在地:〒104-6222
東京都中央区晴海一丁目8番12号 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーZ 22階
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オーネット https://onet.co.jp/
オーネット スーペリア https://onet.co.jp/superior/
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新成人の恋愛・結婚に関する意識は、4年連続で回復トレンドを維持!
「今後異性と積極的に交際したい」新成人の割合が約5割、3年連続増加傾向を維持!
新成人の結婚希望年齢は25歳が最多割合、女性の7割は27歳までに結婚したい!
新成人の「将来子供が欲しい」割合が65.9%で過去25年間で最低水準に?!
結婚相手紹介サービスを提供する株式会社オーネット(本社:東京都中央区 代表取締役社長:森谷学)は、2020年に成人式を迎える新成人618名(男女各309名)に対して、「恋愛・結婚に関する意識調査」を実施致しました。
前身となる会社(株式会社オーエムエムジー)が1980年4月に設立されて以来、株式会社オーネットは結婚紹介サービス事業を運営し、2020年4月に設立40周年を迎えます。
1996年1月に調査を開始した、この新成人に対する恋愛・結婚に関する意識調査も今年で25回目を迎えることになりました。この新成人への意識調査を通して、単なる恋愛・結婚に対する意識や行動調査の結果のみならず、その時々の経済や社会情勢、また自然災害等を含む様々な社会背景による影響等を含めた考察を報告にもりこみ、これまでの25年間「新成人の恋愛・結婚に関する意識調査」をリリースしてまいりました。平成から新しい令和へと時代が移り変わっていく中で、株式会社オーネットは日本の恋愛・結婚に関する意識調査を、あらゆる角度から今後も継続して実施してまいります。
国内では総人口減少や少子高齢化・超高齢化社会などの人口動態の問題とあわせて、50歳時未婚率の急激な上昇や20代~40代の未婚率上昇の話題が日常的にメディアで取りあげられて久しいといえます。また、2019年の出生数が統計調査開始以来はじめて90万人を割り込む報道が直近で話題となっていますが、出生に関連する項目も過去からの推移を含め今回レポートいたします。こうした背景を踏まえて、今後の日本の担い手である令和最初に成人式を迎える若者の恋愛・結婚に対する意識や考え方がどうなっているか、直近数年の変化や過去調査からの年次推移や変化などを含め調査結果をご報告いたします。
今回の調査対象となる新成人は1999年4月2日~2000年4月1日の期間に生まれた若者たちとなります。
彼らが生まれた1999年は、世界的には「ミレニアム」にむけたカウントダウンが行われ、コンピューターにおける「西暦2000年問題」が世界的に話題となった年でもありあした。また、欧州で新通貨「ユーロ」が誕生したのも1999年でした。国内ではi-modeのサービスが開始され、携帯電話・PHSの電話番号が11桁化されたのもこの年でした。国内では「だんご3兄弟」が大ヒットし291万枚を売り上げ、そして国内映画では「鉄道員」(ぽっぽや)、海外映画では「アルマゲドン」が流行した年でもありました。
昨年の調査報告で2016年をさかいに、それまで下降傾向にあった新成人の恋愛・結婚意識が下げ止まりして、2017年から回復傾向に転じた調査内容をご報告いたしました。
今回の調査レポートではそのトレンドの推移・変化について内容をご報告いたします。
―――――――――― トピックス ―――――――――――
(1)新成人の「恋愛」意識に関する調査
・「これまでに交際経験がありますか?」
「交際経験あり」は全体60.7%、男性55.0%、女性66.3%で、過去3年間と同水準で推移!
・「現在交際している異性がいますか?」
「現在交際している異性あり」は全体29.6%、男性23.3%、女性35.9%で、過去3年間と同水準で推移!
・「交際相手とどうやって知り合いましたか?」
全体回答の1位は「学内(大学・専門学校)」で、2位は「高校時代までの知り合い」、3位に「ネット(SNS)」が昨年に引き続きランクイン!
・「今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?」
「今後異性との交際を積極的にしていきたい」が47.4%で昨年(50.6%)より3.2%低下、一昨年(48.3%)と同水準の結果に!
・「SNSで知り合った異性との恋愛はあり?」
「SNSで知り合った異性との恋愛はあり?」については、全体47.4%で昨年(50.0%)から2.6%低下!
(2) 新成人の「結婚」意識に関する調査
・「あなたは将来結婚したいと思いますか?」
「結婚したい」が男女全体で79.1%で、昨年79.3%と同水準という結果で推移!
・「結婚したい理由は何ですか?」
「好きな人と一緒にいたい」「家族がいると幸せ」「子供がほしい」が例年通り上位を占める!
・「あなたは何歳で結婚したいですか?」
結婚したい希望年齢は、「25歳」が男女最も割合が高く、女性の7割が26歳までに、男性の6割は
27歳までに結婚したいという結果に!「20代の結婚願望」は引き続き高い状況で推移!
・「結婚をしたら子供がほしいですか?」
「結婚したら子供がほしいですか?」との質問に、65.9%が「はい」と回答!
1996年の第一回調査で男女93%が「結婚したら子供がほしい」と回答、その後2005年85.6%、2010年84.2%、2015年64.5%と下降し、2017年~2019年69%台に回復するも今年65.9%に低下!
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(1) 新成人の<恋愛>意識
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■「これまでに交際した経験がありますか?」
男女全体で60.7%で昨年同水準。女性は昨年に比べて4ポイント増加し、男性は4ポイント減少。
全体では昨年同水準となる6割が、これまでに異性との「交際経験あり」という回答となりました。2018年以降3年連続で6割を上まわる割合で状況で推移しています。男女別前年比較においては男性が約4ポイント減少、一方女性は約4ポイント増加する結果となり、昨年の一昨年対比の男女増減割合が今回は入れ替わる結果となりました。また、2016年に47%と低調だった男性の割合が、2017年以降は55%以上で推移している事から、男性の交際経験の割合がここ数年安定している事がわかります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-521701-0.png ]
■「現在交際している異性がいますか?」
「現在交際している異性がいる」は全体で29.6%、男性23.3%、女性が35.9%!
「現在交際している異性がいますか?」という質問に対して、全体で618名中183名、29.6%が「いる」と回答し、は昨年30.1%と同水準という結果となりました。この項目においても「交際経験あり」の質問への回答結果と同様に、『女高男低』が顕著となる結果となりました。全体では2017年(30.7%)、2018年(31.5%)、2019年(30.1%)という結果で同水準で推移しており、2016年の26.2%から大きく回復した2017年以降の傾向を維持している状況であることがわかります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-142756-1.png ]
1996年からの全体年次推移(次グラフ)をみてみると、1996年50.0%から2011年23.0%までの15年間が低下傾向の期間であったこと、そして2012年(24.7%)以降は緩やかに回復傾向となり、2017年以降さらにその傾向が強まっている傾向で推移していることがわかります。国内では1990年初頭から2010年頃を経済的な視点で「失われた20年」と表現されていますが、「交際相手がいる」割合が同時期に合致して低下傾向であったことは、経済環境が結果として恋愛意識・行動に影響するという相関関係があるということがいえるのではないでしょうか。
[画像3: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-327895-2.png ]
■「現在交際している相手とどうやって知り合いましたか?」
全体の1位は「学内(大学・専門学校)」で、2位は「高校時代までの知り合い」、3位に「ネット(SNS)」が昨年に引き続きランクイン!
交際相手がいると回答した男女183名に、「相手とどうやって知り合ったか」について質問しました。調査結果は昨年と同じ結果で「大学(専門学校、大学院含む)」が全体でトップ(32.3%)となりました。2位は「幼稚園~高校時代までの知り合い」(21.3%)で、昨年に引き続き3位に「ネット(SNS)」(15.3%)がはいり、男女別内訳では女性17.1%、男性12.5%となりました。そして4位はそれぞれ、男性が「学外(サークル・趣味など)の知り合い」(11.1%)、女性が「アルバイト先の知り合い」(9.9%)という結果となりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-293675-3.png ]
■「今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?」
「今後異性との交際を積極的にしていきたい」が全体で47.4%となり、昨年より3.2%低下!
現在「交際している」「交際していない」に関わらず、調査対象の男女618名に「今後異性との交際を積極的にしていきたいか?」について質問した結果、全体で47.4%の男女が、「積極的にしていきたい」という回答結果となりました。これは昨年と比較して3.2%低い結果で、男性が昨年47.9%に対して47.2%でほぼ変わらない一方、女性は昨年の53.3%から47.6%と5.7%低い回答結果となっています。女性が5.7%低下した要因として、前述の設問で「現在交際相手がいる」という女性の回答が前年に対し3.2%高くなっていることが一部影響していることが推測されますが、一方で男性は「交際している」割合が4.2%低下しているにも関わらず、この設問への回答割合が前年と同水準であることから、昨年まで高まってきた女性の交際意欲の高まりというトレンドが落ち着き傾向にあるということがいえるのかもしれません。
[画像5: https://prtimes.jp/i/22091/149/resize/d22091-149-808590-4.png ]
■「SNSで知り合った異性との恋愛はあり?」
「SNSで知り合った異性との恋愛はあり?」については、昨年の50.6%から47.4%へ3.2%低下!
SNSを含めネットによる出会いについては、数年前まではネガティブな割合が高い傾向にありましたが、昨年の調査では半数の50.6%が「SNSで知り合った異性との恋愛はあり」と回答しました。また、女性にいたっては53.4%が「あり」という回答結果でした。
しかし今年の調査では全体で47.4%が「あり」という回答で昨年より3%の低下という結果となり、男性、女性ともに47%台という結果となりました。男性が一昨年より横ばいで推移しているのに対して、女性は一昨年の49.7%から昨年53.4%に3.7%増加しましたが、今年は6.2%低下し47.6%と一昨年を下回る調査結果となりました。
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(2) 新成人の<結婚>意識
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■「あなたは将来結婚したいと思いますか?」
「結婚したい」が全体で79.1%で、昨年79.3%とほぼ同じ結果!
新成人の結婚感について、「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」のいずれかを選択した割合は、全体で79.1%となり、昨年の79.3%とほぼ同じ結果となりました。
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1996年からの年次推移でみると、直近では2016年に結婚したい割合が調査開始以来最低となる74.3%に低下しましたが、その後2017年(79.0%)、2018年(83.8%)と2年連続して回復傾向となっており、今回の結果は回復傾向にある昨年と同じ79%台で推移という結果となりました。
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■「結婚したい理由は何ですか?」
「結婚したい」理由は、「好きな人と一緒にいたい」「家族がいると幸せ」「子供がほしい」
「結婚したい」理由についての質問では、「好きな人と一緒にいたい」「「家族がいると幸せ」「子供が欲しい」の3つが昨年と同じく上位の回答となりました。この結婚したい理由の選択肢のなかで「子供が欲しい」については、昨年53.3%から49.9%と3.4%の低下となりましたが、この「子供がほしい」については年次推移を含め、別途詳しく状況をご報告いたします。
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■「あなたは何歳で結婚したいですか?」
希望年齢の回答は男女「25歳」が最多、女性7割は26歳までに、男性6割は27歳までに結婚したい
「結婚したい」と回答した489名に、何歳で結婚をしたいかを質問したところ、男女ともに最も割合が高かった年齢は25歳(24.1%)で、続いて28歳(14.7%)、26歳(13.1%)、27歳(10.0%)、そして24歳(11.0%)と続きました。女性の7割を超える71.9%が26歳までに結婚をしたいという結果となり、男性は6割にあたる59.8%が27歳までに結婚をしたいという結果となります。また、女性の結婚希望年齢24歳の割合が、昨年の10%から12%に2ポイント上昇し、20代前半で結婚をしたいと考える若者が増加しているトレンドにあるといえます。
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■「自分が結婚できないのではないかと思う?」
全体で72.0%、男性の67.0%、女性は77.0%が、自分は結婚できないのではないかと心配?!
男性の約7割、女性の約8割が「自分は結婚できないのではないか?」と不安をもっていることがこの設問への回答からわかる結果となりました。将来結婚したいと約8割の男女が考えている一方で、結婚に対して一定の不安を、新成人である若者がもっていることが調査結果からよみとれます。
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■「結婚後、専業主婦(主夫)になりたいですか?」
全体で17.0%、男性が11%、女性においては24%で「4人に1人」が専業主婦を希望している!
「専業主婦(主夫)になりたいか?」という質問に対して、全体で17.0%が「はい」と回答し、男性が11%、女性が24%という結果となりました。男女共働きが今やあたり前となり、育児を含め夫婦のあり方も変化していく中で、新成人の専業主婦(主夫)を望む割合は17%という結果で昨年と同じ割合となりました。
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■「あなたは結婚したら子供がほしいですか?」
「あなたは結婚したら子供がほしいかですか?」、昨年より3.4%下降する結果に!
子供がほしいかどうかの回答については、直近数年の推移でみると、2017年の69.7%から2019年までの3年間69%台で推移していましたが、今回2020年の調査では65.9%と昨年から3.4%下降する結果となりました。一方、「ほしくない」という回答の割合は昨年の12.6%と同じで、「わからない」が昨年の18.1%から21.5%へ3.4%の増加する結果となりました。
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「結婚したら子供がほしい」割合が、2017年には69.7%にまで回復したあと、2年後の2019年まで同水準で推移したが、今回の2020年に3.4%低下した理由の一つとして、今回の調査期間を例年と同じ11月末~12月初めで設定し、2019年11月29日(金)~12月3日(火)にアンケート調査を実施しましたが、同時期にあたる11月26日に厚生労働省から人口動態統計(速報)が発表されたことが関係しているかもしれません。この発表に基づき、2019年の出生数が90万を下回り過去最低になるという内容の報道が各メディアから出たことがこの調査期間にあたっていたことで、選択肢の「わからない」に回答が流れた可能性も否めないかもしれません。
ただ、25年前の新成人調査で「子供が欲しい」割合が93.0%であったことを考えると、この設問に対する回答結果の推移が国内における少子化、出生数の低下と相関しているのは間違いないといえるのではないでしょうか。
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- 調 査 概 要 -
■調査名: 【第25回】 2020年 新成人の「恋愛・結婚」に関する意識調査
■調査地域: 全国
■調査対象:1999年4月2日~2000年4月1日に生まれた成人式を迎える男女
■調査方法:インターネットを利用したクローズ調査
■調査日: 2019年11月29日(金) ~ 12月3日(火)
■調査主体: 株式会社オーネット
■サンプル数: 618 人 (男性309人/女性309人)
※2000年生まれ:204名(33.0%)、1999年生まれ:414名(67.0%)
※ 表記の無い場合の単位は%です。 調査結果の数値は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計で100%にならないことがあります。
※ 出版物・印刷物等、本資料をご使用になる場合には、 “結婚相手紹介サービス「オーネット」調査”と明記ください。その際にはオーネット広報グループ宛に連絡いただきますと幸いです。
※ことぶき科学情報
第1回発行は、VOL.1 1996年01月「新成人の恋愛・結婚観/団塊ジュニアの意識調査」です。
ことぶき科学情報では、新成人の恋愛・結婚に関する意識調査をはじめ、各年代の未婚・既婚男女の
恋愛・結婚に関する意識調査を様々な角度から行い、その結果を毎月リリースしています。
※昨年の調査リリース等はこちらをご確認ください。 https://onet.co.jp/company/release/
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■■株式会社オーネット 会社概要■■
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「いいめぐり逢い、いい結婚。」
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◎「データマッチング」、「WEBによる検索」、「写真による検索」、「パーティー・イベント」、「お引き合わせ」など、豊富な出会いの機会をご提供します。
◎専任の結婚アドバイザーによる手厚いサポートを通して、結婚にむけたさまざまなニーズにお応えいたします。
また、男女45歳以上を対象にした中高年専門の<オーネット スーペリア>を運営し、結婚のみにこだわらない、さまざまなかたちのパートナー探しを実現するための大人の出会いの機会をご提供しています。
・代表者:代表取締役社長 森谷 学
・設立:1980年4月 株式会社オーネットの前身となる株式会社オーエムエムジー創立
※2020年4月、オーネットは創立40周年を迎えます
・沿革:2007年12月 楽天グループに事業承継、株式会社オーネット設立
2018年12月 親会社が楽天株式会社よりポラリス・キャピタル・グループ株式会社関連会社に変更
・本社所在地:〒104-6222
東京都中央区晴海一丁目8番12号 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーZ 22階
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オーネット https://onet.co.jp/
オーネット スーペリア https://onet.co.jp/superior/
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