「循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰」は、循環型社会の形成の推進に資することを目的として、平成18年度に環境省によって設けられました。この制度は、廃棄物の発生量の抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)の適切な推進に顕著な功績があった個人、企業、団体を表彰し、その功績をたたえるものです。今回「森のタンブラー」は、有機資源を55%以上使用した原材料を活用しているという技術的な先進性と、その新規性が高く評価され、受賞しました。
<「森のタンブラー」について>
・ 「森のタンブラー」は、“使い捨て”という消費行動自体を変革することを目標とし、“使い捨て”しない飲料容器として開発したエコカップです。
・ パナソニックとアサヒビールは2019年7月から、パナソニックが開発した「高濃度セルロースファイバー成形材料」(※1)を原材料とした「森のタンブラー」のテスト販売を開始しました。本材料はナノ~マイクロに微細化されたパルプ成分を55%以上含有する新開発の樹脂です。間伐材などの木材から精製したパルプを主原料としているため、廃棄する際にも紙製品として分類することができ、プラスチックごみ削減への寄与を期待できます。