ブレンボ、新たな戦略・ミッション“ソリューションプロバイダーへの変革”を発表

[画像1: https://prtimes.jp/i/41220/10/resize/d41220-10-762661-6.jpg ]ブレーキングシステムにおけるグローバルリーダーであるブレンボは、革新的なデジタルプラットフォーム＜Brembo Next＞において、よりサステナブルでスマートなデジタル製品やサービスを通じ、ソリューションプロバイダーへ変革していくことを発表しました。この新しいアプローチはブレンボの未来についてのビジョン「Turning Energy into Inspiration」の実現に向けられたもので、このスローガンに沿って会社の競争力を高め、長期的な実行力を確保することが計画されています。自動車産業はいまだかつてない課題に直面しています。電動化、自動運転およびデジタライゼーションにより、プレイヤー全員に強いプレッシャーがかけられています。ブレンボは、今こそ自動車産業の未来における新たな局面に向かい合い、パートナー企業がこれらの課題を乗り越えられるよう、サポートする時だと考えます。ブレンボの新しいミッションとは、目まぐるしく進化する自動車産業のニーズ全般に応える、調和のとれたソリューションに製品とサービスを組みこむソリューションプロバイダーになることです。「私たちは、人工知能とビッグデータでできた新しい時代に突入しました。」とブレンボのCEO、ダニエレ・スキラッチは述べています。さらに「私たちの新しいビジョンは、変化する時代を反映し、ブレンボの未来にイグニションの火をつけるものです。私たちは、デジタルソリューションをお届けする、真のデジタルカンパニーになることを計画しています。これを鑑み、私たちが事業を展開する主要地域に、卓越したR&Dセンターを設立してグローバル規模のイノベーション能力をさらに増強していきます。私たちのソリューションをAIと融合させ、次世代が憧れるクールなブランドとなることを目指します。私たちは自動車産業の枠となるメガトレンドの影響を先取りし、最先端のイノベーションを含む、驚きのソリューションをパートナーに提供するというミッションに取り掛かりました。環境にやさしい車社会を力を合わせて共に作っていきます。」 と締めくくっています。独自の技術的ノウハウに組み合わせたサステナブルへの取り組みにより、ブレンボ新製品のひとつひとつが、従来品と比べ＜よりグリーン＞な製品となります。新戦略を発表するにあたり、ブレンボは2つの新ソリューションを発表しました。ひとつは、ハイレベルの防食性とユニークなミラーエフェクトが特徴の特殊コーティングを施したGreentive(R)ディスクです。Greentive(R)は、微粒子放出をさらに抑えることを目的とした長年にわたる研究開発の成果となります。より環境にやさしい車社会のニーズへの対応に注力した取り組みは、残留トルクを低減し、CO2削減に貢献する画期的なスプリング技術のENESYS Energy Saving System(R)にも反映されています。https://www.brembo.com/jp/company/news/brembo-nextブレンボから新たなブレーキディスクGREENTIVE(R)が誕生[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=F0NymAcDvTM ]画期的な表面コーティングでブレーキダストの排出を低減する新技術ブレンボは、ブレーキディスクの新製品、Greentive(R) を発表しました。アウターローターに高速フレーム溶射（HVOF）技術で新たなコーティングを施したことが特徴です。ブレーキシステムの製造開発に数十年の実績を有するブレンボだからこそ、高度な技術的特性を備えたディスクを生み出すことに成功しました。最上位クラス車や高級車のニーズに特化して開発された、自動車界のトレンドの最先端を行くブレーキディスクです。【BREMBO GREENTIVE】[画像2: https://prtimes.jp/i/41220/10/resize/d41220-10-613113-1.jpg ]Greentive(R) という名称は、「GREEN（緑）」と「DISTINCTIVE（特徴的）」を組み合わせたものです。このディスクが環境に配慮した製品であること、そしてひと目でわかるエレガントなディスクであることを、このネーミングで表現しています。Greentive(R) では制動面の摩擦耐性が非常に高く、ディスク寿命をが大幅に延ばすことを実現しました。ブレーキダストの発生が抑えられるため、制動時の排出物が減り、ホイールへのダスト付着も少なくなります。また、コーティングによる高い耐腐食性を確保しており、ブレーキシステムの使い方が異なる新世代の電気自動車に特に適しています。スタイルに関しては、エレガントで個性的であることがGreentive(R) の特徴です。それがよくわかるのがアウターローター表面に施したブレンボのロゴです。ブレンボのアイデンティティを主張するだけでなく、ディスクの交換時期のサインとしても機能します。高レベルの性能を維持しつつ、スタイルに特別な意匠を加え、持続可能性の観点で最先端の技術を形にしたもの、それがGreentive(R) なのです。この新たなコーティング技術は、ブレンボ製のディスクのうち、ドリルドやスリットの加工がない軽量のデュアルキャスト（鋳鉄・アルミニウム）ディスクおよびツーピースフローティングディスク全種のアウターローターに適用することができます。ブレンボが省エネブレーキシステムENESYS(R)を導入[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=ITPtyP-2YBY ]車両性能を向上させ排出ガス削減に貢献する画期的な新技術ブレンボはわずかな違いが大きな差を生むと考えています。ブレンボの新しいブレーキソリューション、省エネシステムEnesys(R) は、自動車用ブレーキシステムの効率と性能をさらに高め、排出ガスの削減に貢献する技術革新です。省エネシステム（ENErgy Saving sYStem）の頭文字をとって名付けたEnesysは、ブレンボが開発した新世代型のブレーキスプリング技術で、目的はブレーキの残留トルクの低減にあります。ブレーキペダルから足を離した後のブレーキパッドは、スプリングの働きでキャリパー内の元の位置に戻り、パッドとディスクの間に余計な摩擦をなるべく残さない仕組みになっています。この働きをさらに向上させたのが今回の省エネシステムEnesys(R) で、数々の重要な利点があります。ブレーキは使用していない時もブレーキパッドとディスクの接触がわずかに残りますが、新しく開発したスプリングではこれを低減させることができます。小さいけれども効果は絶大なこの新技術によって、ガスの発生もエネルギーの無駄遣いも削減できるため、同じエンジン・、出力・、重量の車両で比較した場合、車両の性能が全体的に向上することになります。さらに、省エネシステムEnesys(R) では、ブレーキパッドとディスクの摩耗を抑え、残留摩擦で生じるブレーキダストが少なくなるため、自動車排出ガスの削減に貢献します。また、必要以上の摩耗を防ぐことは、製品の長寿命化とをメンテナンスや交換回数の削減にもつながります。持続可能性のより高い製品と工程を求めて改善と開発を続けるブレンボの取り組みが、今回の新技術にも反映されています。【BREMBO ENESYS】[画像3: https://prtimes.jp/i/41220/10/resize/d41220-10-423063-4.jpg ]ブレンボについてBrembo SpAブレンボは、車両用ディスクブレーキシステムの革新的な技術開発で定評のある世界的ブレーキメーカーです。世界各国の乗用車、バイク、業務用車両の大手メーカーに高品質のブレーキシステムを供給するとともに、クラッチをはじめとするレース用パーツも製造しています。レーシング界でもトップサプライヤーとして400回以上のグランプリ優勝に貢献しています。現在、ブレンボグループは3大陸、14カ国に24の生産拠点と事業所を構えて事業を展開しています。従業員数は全世界で約10,800人、そのうち約10％はエンジニアおよび製品スペシャリストとして研究、開発活動に従事しています。2019 年の総売上高は25億9100万ユーロ（2019年12月31日現在）です。ブレンボは、ブレンボ、ブレコ、AP、バイブレ、マルケジーニの各ブランドのオーナーです。また、APレーシング・ブランドにおいても製品の販売を行っています。企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ