2020年工作機械産業の動向と分析<ワイズ機械業界ジャーナル2021年2月第4週号発行>

 この10年、世界経済を牽引してきた中国は、同時に台湾工作機械産業にとって主要輸出相手先でもあり、輸出割合は全体の3割を占めている。しかし、米中貿易摩擦の発生後、中国の経済と消費動向は大きな不確定要素となっている。中国湖北省武漢市は新型コロナウイルスが初めて確認され、2020年2月には感染拡大が最も深刻であった。
 武漢市が都市封鎖を実施後、湖北省以外の産業チェーンの川下企業も材料の生産停止に直面し、中国経済に打撃を与えた。しかし感染対策が功を奏して20年下半期から流行状況は落ち着き、中国の統計によると20年第3四半期の国内総生産(GDP)成長率は前期比1.7ポイント上昇の4.9%となった。しかし、国際情勢は依然として厳しく、中国の購買担当者景気指数(PMI)は景況感の分岐点である50を下回る49.5となった。
 米国は台湾工作機械産業にとって第2の輸出相手先であり、輸出割合は全体の12%を占めている。2019年、米国のGDP成長率は3%以上を維持したが、20年は新型コロナウイルス感染症の流行によって失業率が大幅上昇し、連邦準備制度(FED)は9月に利率の維持と量的金融緩和政策(QE)の継続を発表した。製造業については、20年の平均PMIは51.2で前年比0.7ポイント下落したものの、景況感の分岐点である50を上回っており、景気拡大傾向にあることがうかがえる。 イギリスの欧州連合(EU)離脱、新型コロナウイルス感染症の流行など、欧州は経済と一体化において重要な時期を迎えている。国際通貨基金(IMF)は2020年10月の最新「世界景気展望」で、20年のユーロ圏経済は10.2%衰退し、サービス業及び消費者信頼感指数はいずれも下落すると予測した。またPMIは47.4前後となり、景気は勢いのない状態が続くことを示している。さらに、新型コロナウイルス感染症の流行が再び広がっており、イギリスで変異種が確認されたことなどから、今後の景気も不確定性が高い。

当時の記事を読む

PR TIMESの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

もっと読む

総合ランキング

ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

このカテゴリーについて

注目の最新リリース情報など、競合他社の動向が分かるビジネスパーソン必見の最新ニュースを写真付きでお届けします。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。

お買いものリンク