コロナ禍で中止される学校が多数ある職業体験をオンラインで取り組みました!

株式会社LearnMore(本社:大阪市中央区 代表取締役:坂口 雄哉)は、”先生のミカタ”の取り組みの一環として2021年2月9日(火)に枚方市立東香里中学校のオンライン職業体験の取り組みを支援致しました。新型コロナウイルスの影響で多くの学校が職業体験を中止とする中、オンラインでの職業体験は無事に終了しました。


 中学生が行う職業体験が新型コロナウイルスの影響で中止になっている中、株式会社LearnMore(https://www.learn-more.co.jp/)は枚方市立東香里中学校の「オンライン職業体験」実施において、事前準備や当日の授業支援を行いました。


「オンライン職業体験」とは

 
 職業体験は、中学校等の教育課程の中の特別活動や総合学習などの枠内で、生徒たちに地域社会のさまざまな事業所で、職業の現場を体験させることをいいます。
 また、兵庫県では「トライやる一週間、中学2年生が職場体験などを通して地域について学び”生きる力”を育むことを目的としている。ウィーク」という概要で「トライやるウィーク」と言われています。
【トライやる・ウィークは、兵庫県が、1995年の阪神・淡路大震災、1997年の神戸連続児童殺傷事件を機に中学生に働く場を見せて学習させようとする趣旨から、県内の中学2年生を対象として1998年度から実施されている職場体験、福祉体験、勤労生産活動など、地域での様々な体験活動を指す】

 今回、枚方市立東香里中学校では美容室、保育園、介護施設、寝具製造販売店など6つの事業所から生徒自身が行いたい職業体験を選択しました。
 生徒が事業先にて実際の仕事を体験することが通常ではありますが、コロナ禍で職業体験を現場で行うことができませんでしたので、事前に作成した各事業所の動画を見ながら、GoogleMeetを用いてオンラインで事業所とビデオ通話で繋ぎ、事業所の生の声を聞いたり質問や雑談を行ったりしました。

[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=vjkWEzbbwQo ]


[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=j29iWwosivw ]


当日の様子


 当日は和やかな雰囲気で生徒同士が相談したり、事業所の方の話に聞き入ったりと様々な生徒の反応が見受けられました。理学療法士のグループでは、「なぜ理学療法士になろうと思ったのですか」「理学療法士になる為にはどうすればいいですか」などの質問が生徒から上がったり、介護施設では、施設の入居者の方にも登場頂き、どういった時に喜びを感じるかを聞いたりと普段では触れ合うことが難しい方々からも話を聞くことができました。

 今回のオンライン職業体験において中心となって企画立案から取材、実行までを行われた枚方市立東香里中学校 生徒指導主事の岡勇太郎先生は実施後、下記のように振り返られました。

「例年中学2年生で体験する"職業体験"という学びの機会を、新型コロナウイルス感染症拡大という外的要因で奪ってしまうのはとても悔しく、今回オンラインの強みを活かして新たな職業体験を実現できたのはよかったです。また、学校の中だけでは実現が難しいと諦めかけていたときに、協力を求めれば、賛同してくれる企業や団体が多数あるということを実感できたことも大きな収穫でした。株式会社LearnMoreは先生の味方という立場に立って、企画段階から一緒に知恵を絞り、最も不安に思っていたオンライン接続のリハーサルや当日の機器の調整などを協力してくれたことで、学年団の先生方や指導に当たる先生の不安を払拭することができたことも今回の成功の一員だと思います。
オンライン職業体験という新たなキャリア教育の形は更に改良の余地はあるとは思うものの、未だ猛威をふるう感染症の影響で学生たちの"機会"を奪ってしまわないようにしたい。全国の同じ悩みを抱える先生方にも是非視野を広くもって協力者を募り、新たな学びのスタイルを実現して欲しいと思います。」

[画像1: https://prtimes.jp/i/69945/4/resize/d69945-4-304985-0.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/69945/4/resize/d69945-4-663728-1.png ]


振り返りと今後の課題


 今回、初めて取り組んだオンライン職業体験ですが、実施後先生方に取ったアンケートは以下のようになりました。

◆オンライン職業体験はよかった、非常によかった・・・89.5%
<理由>
・場所と時間の制限にとらわれず体験ができるから。
・生徒の集中がすごかった。興味がもてた。知識として深まった。
・生徒たちが興味を持って話を聞けていたため。
・仕事の流れなど、実際に映像で見ることができたから。

◆生徒の反応はよかった、非常によかった・・・79.0%

と先生、生徒ともに非常に意味がある内容となりました。

一方で、

◆オンライン職業体験をやる前の不安はありましたか
・PC接続・・・47.4%
・機器の操作・・・94.7%
・事前情報の共有・・・47.4%

◆事前準備はどこまで関わりたいと思いましたか
・事業所の選定・・・52.6%
・事業所との事前ミーティング・・・78.9%

◆オンライン職業体験をよりよくするにはどのような要素があればいいと思いますか
・どうしてもお話を聞くという形になってしまうので、1年生で行う職業講話と違いを大きくすればより良くなる。もっと生徒と職場の方とたくさん話のやりとりができたら理想。
・一方的に動画を見るだけになっていたので、集中力に欠ける生徒がいた。

・体験につながる活動をもっと増やすことができるといい。
・可能であれば、生徒に興味関心のある分野の仕事のアンケートをとり、少しでも反映することができるといい。
・オンラインでのやりとりとはいえ、少しでも実習が入る(美容師のハサミの使い方)、その職業にまつわる実物のものがあったりすると興味をさらに持つ。

 上記の振り返りから、課題としては

1.いかに生徒と事業所先との連携の密度を高め、体験に繋げることができるか
2.「オンライン職業体験」を実施するにあたり、先生方の機器や準備等に対する不安を取り除くことができるか

の2点があげられます。

 今後は、職業体験の本来の目的の一つである「地域との接点を持つ」という観点から、生徒達にとってより身近な「近所のパン屋さん」や「スーパー」など、日頃生徒たちが行ったり、目にしたりしている人たちがどのような仕事をしているのかを事業所として洗濯しても面白いと考えられます。
 また、今回は東香里中学校の先生1名と弊社が準備を中心に行いましたが、これを機に準備段階から先生方にも意見を伺いながら、企業として学校の取り組みを支援していきます。

 来年度もコロナの影響で、職業体験が中止になる学校も多数出てくると予想されますので、オンライン職業体験を実施されるご予定がある学校様はこちらまでご連絡いただけますとご支援やご協力をさせて頂きます。

お問い合わせはこちら:https://forms.gle/PNPTrYcemLfDTQ328


”先生のミカタ”とは


 株式会社LearnMoreでは、小学校~高校、特別支援学校の先生に向けての取り組みを行っています。

[画像3: https://prtimes.jp/i/69945/4/resize/d69945-4-285742-3.jpg ]

◆先生のミカタとは、
1.見方 - 多岐に亘る先生の業務を可視化
※先生方への事前アンケートに基づいて「i学校(アイガッコウ)」という独自サービスをリリース予定
2.味方 - 学校に適したEdTechツールを提案、ICTの導入支援
3.視方 - オンライン職業体験支援

(「i学校」は4月正式リリース予定)


本件についてのお問い合わせ

株式会社LearnMore
Mail:info@learn-more.co.jp
TEL:06-7777-4270
※東香里中学校への直接のお問い合わせはご遠慮ください

またはこちら:https://forms.gle/PNPTrYcemLfDTQ328


会社概要

会社名:株式会社LearnMore
所在地:大阪府大阪市中央区南本町2丁目2番10号CUBE南本町3階
代表者:坂口 雄哉
設立:2020年8月
URL:https://www.learn-more.co.jp/
事業内容:教育リレーション事業、オンライン教材コンテンツ制作

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