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マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」を提供するユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:豊田 信夫、以下 当社)は、グループ会社のUnity Koreaが韓国の大手造船・海洋エンジニアリング会社である大宇造船海洋株式会社と「スマートヤード・シミュレーション・プラットフォームの開発と機械学習を含むデジタルツインによる造船所運営システムの導入」を推進する覚書(Memorandum of Understanding、以下 MOU)を2021年3月25日付で締結したことを発表しました。
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今回のMOUでは、工場・ヤードレイアウトシミュレータの開発のためのロジックを確立し、Unityベースのレイアウトシミュレータの開発と実データの適用に関する技術検証を行いました。
今回のMOUにより、両社は技術検証に基づくヤードの計画・運用データやデジタルツインの計画・レビューデータを共有することで、本格的に事業を推進していく予定です。
特にUnityベースのシミュレータは今後、ユーザーの要望に合わせてカスタマイズし、利便性を飛躍的に向上させるとともに、造船現場の様々な情景を反映させる「シナリオ編集機能」を開発し、シミュレータの利用範囲を拡大していく予定です。また、シミュレーション性能の向上やマルチタスク実行のために、クラウドコンピューティングや機械学習などを導入し、システムを段階的に進化させていく方針です。これにより、大宇造船海洋株式会社は、プロジェクト遂行の過程でデジタル機能を強化するとともに、予測変数の精度を大幅に向上させ、緻密なデータに基づく現場の計画・管理を可能にすることが期待されます。
Unity Koreaのカントリーマネージャーのキム・インソク(In-sook Kim)は次のように表明しました。「韓国を現在から未来へと導くために、典型的な産業現場のデジタル移行プロジェクトに参加できることを嬉しく思います。Unityをベースとしたスマートヤードのシミュレーションプラットフォームは、造船現場の様々な情景を予測し、そのオペレーションを最適化する上で大いに役立つことが期待されます」
大宇造船海洋工学R&D研究所長のチェ・ドンギュ(Donggyu Choi)は次のように強調しました。「世界的な3D技術企業との協力により、デジタルツインベースのスマート造船所の構築を効果的に進めることで、将来の競争力を強化しつつ、造船業界に新たなパラダイムを提示していきます」
Unity Koreaでは、斗山インフラコアの建設現場の物理的要素を現実と同じように仮想環境に実装する「建設プロセスシミュレータ開発プロジェクト」や、LG CNSの物流センター内のデジタルツインを通じた「統合モニタリングシステム実装プロジェクト」、サムスン重工業の「船体のないフロアプランプロジェクト」など、以前から韓国国内主要企業のスマートサイト構築プロジェクトに参加しており、産業現場のデジタル化を加速させるために積極的に協力しています。
大宇造船海洋株式会社について
1973 年10 月に韓国東南の巨済島玉浦湾で創業し、1981 年に大宇造船海洋株式会社を立ち上げた会社です。各種船舶と海洋プラント、試錐船、浮遊式原油生産設備、潜水艦、駆逐艦などを建造する、世界超一流の造船海洋専門企業です。
http://www.dsme.co.kr
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社について
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、リアルタイム3Dコンテンツを作成・運用するための世界有数のプラットフォーム「Unity」の日本国内での販売やサポート、コミュニティ活動、研究開発(R&D)および教育支援などを行っています。ゲーム開発者からアーティスト、建築家、自動車デザイナー、映画製作者など、さまざまなクリエイターがUnityを使い想像力を発揮しています。Unityのプラットフォームは、携帯電話、タブレット、PC、コンソールゲーム機、VR・ARデバイス向けのインタラクティブなリアルタイム2Dおよび3Dコンテンツを作成、実行、収益化するための包括的なソフトウェアソリューションを提供しています。1,400人以上在籍するUnityのR&Dチームは、外部パートナーと協力して最新リリースやプラットフォームのために最適化されたサポートを保証することで、Unityをコンテンツ制作の最先端であるようにし続けています。Unityのクリエイターが開発したアプリは、2019年に20億以上のユニークデバイスで月30億回以上ダウンロードされました。
※Unityおよび関連の製品名はUnity Technologiesまたはその子会社の商標です。
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