株式会社ビークル(神奈川県茅ヶ崎市)は、認知症の人でも記憶を持つことができ、家族や介護する方とのコミュニケーションや脳の活性化に役立つ「おぼえている手帳」を発売します。
「April Dream」は、4月1日に単に笑えるネタではなく実際に企業が叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
株式会社ビークルは認知症の人が、周りのサポートを得て、写真と日々の記録文を蓄積していく「おぼえている手帳」を発売して、認知症の人に一人でも多く記憶を持てるようにします。手で書き、周囲の方が写真を撮りこれを専用の冊子に蓄積します。まず日々の出来事を文字で書くことで脳が活性化します。また見返すことで、過去の時間の経過を擬似的に追体験することができます。記録がなければ日々は過ぎていくだけです。そして、記録があり、それが冊子としてまとまっていることで、認知症の高齢者でもそこに自分が写った写真を見て、自分の文字による記録を確認することで、自分の生きている証と時間の経過を確認することができます。それは必ずや、認知症の高齢者の方の生の実感につながると確信します。
2025年には認知症の高齢者は750万人になると言われています。「おぼえている手帳」は、記録の蓄積によって、この問題に対応し、一人でも多くの認知症の高齢者の方に記憶を持ってもらおうと考えています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/50823/7/resize/d50823-7-270022-1.jpg ]
おぼえている手帳を発売
株式会社ビークルは認知症の人が、周りのサポートを得て、写真と日々の記録文を蓄積していく「おぼえている手帳」を発売して、認知症の人に一人でも多く記憶を持てるようにします。http://oboeteiru.com のオンラインショップで、4/15から発売予定です。また追って書店などでの一般発売も予定しています。
認知症とは
認知症は加齢に伴い、記憶の保持ができなくなる症状です。それ以外にも様々な周辺の症状があります。進行を遅らせる薬はありますが、まだ決定的な治療薬はありません。2025年には、日本の認知症人口は750万人になるといわれています。つまり近い将来の日本においては、ご家族やご近所の方に認知症の方がいることが珍しくなくなることになります。認知症のご本人が持っている問題として、近い過去に関する記憶が保持できないことがあげられます。そのことによって漠然とした不安を持っていることは想像に難くありません。
「おぼえている手帳」は、認知症の高齢者ご本人と、ご家族や介護する方の力を合わせ、記録の蓄積と再生によって、この問題に対応。一人でも多くの認知症の高齢者の方に記憶を持ってもらおうと考えています。
残った能力と周囲の方の力で記録を記憶に 「二人三脚の記憶帳」
認知症の人のすべてがいっぺんにいろいろなことができなくなるわけではありません。ご自身で文字を書くこともでき、ノートのページをめくることも、そこに書いてあることや挟まれた写真を見ることができる方がたくさんいらっしゃいます。また、ご家族の方や介護する方にも力を貸していただき、認知症の方でも残っている能力を活用して記憶を持ってもらうための仕組みを作りました。
「おぼえている手帳」の構造と使い方
[画像2: https://prtimes.jp/i/50823/7/resize/d50823-7-726474-0.jpg ]
おぼえている手帳は、記入ページと、写真を保持するポケットが一対になった見開きで構成されています。また、ご家族や介護する方に協力してもらい、二人三脚で作り上げていくものです。使い方は以下になります。
まず、認知症の高齢の方に日々の出来事を記録していただます。まず日付を書き、そして出来事を書いていきます。これは、できればその瞬間が望ましいです。難しければ、あとから、周囲の方が何があったのかを教えてあげて、それを直筆で記録してもらうといいでしょう。同時に介護する周囲の方が、ご本人の写真を撮ります。これを組み合わせて「おぼえている手帳」の中に保持します。これを繰り返すことで、記録された文章とそのときの写真が、ご本人の記憶となります。
また、折に触れて過去のページを見返すことで、認知症の方ご本人が、記録によって時間の経過を追体験することができます。
おぼえている手帳が実現するビジョン
認知症の高齢者の方々に、記録として、記憶を持っていただき、そのことで生きている実感をあらためて感じていただくことです。また、それを見たご家族が安心し、家族みんなが笑顔になることです。認知症や高齢者の問題はこれだけではなく、万能のツールではありません。ですが、記憶に関することを記録としてサポートすることで高齢者ご本人とご家族との関係がよくなると考えています。
テストでの事例
開発に際しては、実際に認知症の方やご家族の方に、テストをお願いしました。テスト用の冊子を渡して、一定期間使っていただくように依頼しました。以下はテストにご協力いただいた方のご意見です。
事例1 神奈川県大和市 施設
神奈川県内のある高齢者施設でご協力いただいているところの例です。以下いただいたメッセージを引用します。「ご本人の感想・様子は「文字を忘れてしまっているな」前回の書いた文章を見て「こんなことしたかな?自分の字だね!」など話しています。また、1週間前のことを見て思い出すことにより、もっと遠い昔のことを思い出し、スタッフに思い出話を自分から積極的に話す様子が見られました。」
事例2 静岡県伊東市
その方は2週間に1度、90代のおかあさまにあわれるそうですが、一度写真をとって、おぼえている手帳に貼り、後で見せたところ、ご本人が「これ私?」といって、大きな反応を見せたそうです。また、文字を書くのもなかなか困難になっていたそうですが、それでも、写真に直筆でメモを書いていたとのことです。
事例3 神奈川県茅ヶ崎市
「母とは一緒に住んでないので、実家に行ったときのみ、週数回という感じですすめています。母はあった出来事を数分後には忘れてしまうので、一緒にいた日の午後に、私が今日こんなことをしたね?と振り返りながら、言ったことを母に書いてもらうようにしています。母は、後日ひとりのときとかに、その写真と文章をみながら、思い出したこと、気になったことを自分で書き直したりしているようです。
はじめは手帳を書くことに全然乗り気でなかった母も、今では「すごい良いのよーー!!」と絶賛しております。笑笑。そしてお友達の認知症のお母様にもすすめています。
おぼえてる手帳を書き続けるのは、写真をとったり、写真を印刷したり、一緒に記入するのをみてたりと、家族も一緒にやる必要があるので、負担はありますが、母の喜んでいる姿をみて、やっていてよかったととても思います。母は、この手帳をつけていることで、自分が何をしているかわからないという不安が少し解消され、精神的にも少し落ち着いてるような気がします。そして私以外の家族も、その効果を感じているようで、書くことを一緒に手伝ってくれています。
お義母さまを介護されていた方「元気なときに使ってあげたかった」
使ってみたかったという方の意見もいただきました。
その方は、お義母さまを長年介護し、数年前に亡くされたそうです。
元気なときには、いろいろな場所に連れて行ってあげたそうですが、お義母さま自身は認知症で、そのときの記憶をもっていなかったとのこと。実際には出かけた事実はある。なのに記憶がないがゆえに、「どこにもつれていってもらえない」とご不満だったそうです。だから、「お義母さまが元気なときに使ってあげたかった」とのことでした。おそらくこういうご家族はほかにもいらっしゃるかと思います。そしてそういう方々に、記録という形で記憶を共有していただき、コミュニケーションのきっかけにしてもらう。「おぼえている手帳」の役目はそこにもあると考えています。
医師や介護業界の声
「おぼえている手帳」は、専門の医師や介護業界の方々からも推薦の言葉をいただいています。
医師
「おぼえている手帳は、認知症のご本人とご家族が記憶を保持し共有するのに格好の手段です。写真と記述が記憶の助けになり、継続していくことでご本人が自分史を実感できます。」
神奈川県認知症対策委員会 元委員長 鶴井医院(※現鵠沼メンタルクリニック)院長 高岸泰氏
デイサービス運営者
「デイサービスでの活動やその時の想いが、本人の文字と写真で綴られている。手帳を囲んで仲間やスタッフと思い出話で盛り上がる!おぼえている手帳はコミュニケーションツールとしても秀逸です。」
石井直樹氏(介護のハッピー合同会社代表)
介護業界のベテラン
「この手帳は記録革命になり得る。高齢者は一人ひとりが世界遺産。
長渕晃二氏(卓球療法協会理事長 35年間にわたり、福祉の実践や経営、教育、執筆に携わる。現在日本卓球療法協会理事長として、各地の認知症ケアに関わる)
発案者の舘神龍彦は手帳に関する著書多数「マツコの知らない世界」にも出演
「おぼえている手帳」の発案者は、舘神龍彦(たてがみたつひこ)です。肉親を介護する経験の中から編み出したそうです。舘神は、手帳評論家・デジアナリストとして、『手帳と日本人』(NHK出版新書)や、『手帳カスタマイズ術』(ダイヤモンド社)など、手帳関連の著書を多数執筆。パソコン利用歴も30年以上であり、最近では『凄いiPhone手帳術』を刊行したり、YahooJapanクリエイターズプログラムで動画を製作するなどデジタルにも精通しています。さらに、「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)や「ハローワールド」(J-WAVE)など、テレビ・ラジオにも多数出演歴があります。
また、手帳の開発にも複数関わり、日本最大の文具の商談会「ISOT」で文具PR委員を務めるなど、文具業界を中心として幅広く活躍しています。
いわゆる手帳術とは異なる発想
発案者が手帳評論家だからなのか、「おぼえている手帳」を見た方は、いわゆる手帳術の延長として捉える層が一定数います。たとえば、“ライフログ”とか“夏休みの絵日記”という感想がそれです。
「おぼえている手帳」はそれらとはまったく異なる性質のものです。なにより、記憶の保持ができない方が、周囲の方の力を借りて記録をとり、それを記憶のかわりにするという点で根本的な意味も性質も異なります。いわば、記憶の杖のようなものなのです。
手帳という呼称について
「おぼえている手帳」は、手帳という名前こそついていますが、いわゆる予定管理のためのものではなく、予定を記入するわけでもありません。
もともと手帳とは、予定管理のためだけのものではなく、小型の冊子のことを指しました。そこで認知症の方にご安心いただけるようにと「おぼえている手帳」という名前にしました。
教室開催
この4月からよみうりカルチャー町屋(読売・日本テレビ文化センター)で月1回、合計三回の「おぼえている手帳教室」を開催します。認知症の高齢者のご家族の方や、介護施設の方を始め、どなたでも受講できます。
詳しくは https://www.ync.ne.jp/machiya/ をご覧ください。
医学的な効能について
「おぼえている手帳」は、認知症の高齢者の方と周囲の方を対象に作りました。ですが、認知症からの回復や改善を保証するものではありません。また、認知症の進行具合によっては、利用がむずかしい場合もあります。全ての方に対応できるツールではないことをあらかじめお断りしておきます。上記の事例では、ご本人の変化がご家族によって確認されています。ですが、きちんとしたまとまったデータはありません。それはまだこれからのことだと考えています。
協力者を募集しています
「おぼえている手帳」は、まだ始まったばかりです。これが医学的にどのような効能を持つのかを検証してくださる専門家を募集しています。
また、一般の家庭での利用者と同時に、導入してくださる介護施設も募集しています。さらに、写真の印刷に不可欠なプリンターを提供してくださる企業様も募集しています。
「April Dream」は、4月1日に単に笑えるネタではなく実際に企業が叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
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「April Dream」は、4月1日に単に笑えるネタではなく実際に企業が叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
株式会社ビークルは認知症の人が、周りのサポートを得て、写真と日々の記録文を蓄積していく「おぼえている手帳」を発売して、認知症の人に一人でも多く記憶を持てるようにします。手で書き、周囲の方が写真を撮りこれを専用の冊子に蓄積します。まず日々の出来事を文字で書くことで脳が活性化します。また見返すことで、過去の時間の経過を擬似的に追体験することができます。記録がなければ日々は過ぎていくだけです。そして、記録があり、それが冊子としてまとまっていることで、認知症の高齢者でもそこに自分が写った写真を見て、自分の文字による記録を確認することで、自分の生きている証と時間の経過を確認することができます。それは必ずや、認知症の高齢者の方の生の実感につながると確信します。
2025年には認知症の高齢者は750万人になると言われています。「おぼえている手帳」は、記録の蓄積によって、この問題に対応し、一人でも多くの認知症の高齢者の方に記憶を持ってもらおうと考えています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/50823/7/resize/d50823-7-270022-1.jpg ]
おぼえている手帳を発売
株式会社ビークルは認知症の人が、周りのサポートを得て、写真と日々の記録文を蓄積していく「おぼえている手帳」を発売して、認知症の人に一人でも多く記憶を持てるようにします。http://oboeteiru.com のオンラインショップで、4/15から発売予定です。また追って書店などでの一般発売も予定しています。
認知症とは
認知症は加齢に伴い、記憶の保持ができなくなる症状です。それ以外にも様々な周辺の症状があります。進行を遅らせる薬はありますが、まだ決定的な治療薬はありません。2025年には、日本の認知症人口は750万人になるといわれています。つまり近い将来の日本においては、ご家族やご近所の方に認知症の方がいることが珍しくなくなることになります。認知症のご本人が持っている問題として、近い過去に関する記憶が保持できないことがあげられます。そのことによって漠然とした不安を持っていることは想像に難くありません。
「おぼえている手帳」は、認知症の高齢者ご本人と、ご家族や介護する方の力を合わせ、記録の蓄積と再生によって、この問題に対応。一人でも多くの認知症の高齢者の方に記憶を持ってもらおうと考えています。
残った能力と周囲の方の力で記録を記憶に 「二人三脚の記憶帳」
認知症の人のすべてがいっぺんにいろいろなことができなくなるわけではありません。ご自身で文字を書くこともでき、ノートのページをめくることも、そこに書いてあることや挟まれた写真を見ることができる方がたくさんいらっしゃいます。また、ご家族の方や介護する方にも力を貸していただき、認知症の方でも残っている能力を活用して記憶を持ってもらうための仕組みを作りました。
「二人三脚の記憶帳」、それが「おぼえている手帳」です。
「おぼえている手帳」の構造と使い方
[画像2: https://prtimes.jp/i/50823/7/resize/d50823-7-726474-0.jpg ]
おぼえている手帳は、記入ページと、写真を保持するポケットが一対になった見開きで構成されています。また、ご家族や介護する方に協力してもらい、二人三脚で作り上げていくものです。使い方は以下になります。
まず、認知症の高齢の方に日々の出来事を記録していただます。まず日付を書き、そして出来事を書いていきます。これは、できればその瞬間が望ましいです。難しければ、あとから、周囲の方が何があったのかを教えてあげて、それを直筆で記録してもらうといいでしょう。同時に介護する周囲の方が、ご本人の写真を撮ります。これを組み合わせて「おぼえている手帳」の中に保持します。これを繰り返すことで、記録された文章とそのときの写真が、ご本人の記憶となります。
また、折に触れて過去のページを見返すことで、認知症の方ご本人が、記録によって時間の経過を追体験することができます。
おぼえている手帳が実現するビジョン
認知症の高齢者の方々に、記録として、記憶を持っていただき、そのことで生きている実感をあらためて感じていただくことです。また、それを見たご家族が安心し、家族みんなが笑顔になることです。認知症や高齢者の問題はこれだけではなく、万能のツールではありません。ですが、記憶に関することを記録としてサポートすることで高齢者ご本人とご家族との関係がよくなると考えています。
テストでの事例
開発に際しては、実際に認知症の方やご家族の方に、テストをお願いしました。テスト用の冊子を渡して、一定期間使っていただくように依頼しました。以下はテストにご協力いただいた方のご意見です。
事例1 神奈川県大和市 施設
神奈川県内のある高齢者施設でご協力いただいているところの例です。以下いただいたメッセージを引用します。「ご本人の感想・様子は「文字を忘れてしまっているな」前回の書いた文章を見て「こんなことしたかな?自分の字だね!」など話しています。また、1週間前のことを見て思い出すことにより、もっと遠い昔のことを思い出し、スタッフに思い出話を自分から積極的に話す様子が見られました。」
事例2 静岡県伊東市
その方は2週間に1度、90代のおかあさまにあわれるそうですが、一度写真をとって、おぼえている手帳に貼り、後で見せたところ、ご本人が「これ私?」といって、大きな反応を見せたそうです。また、文字を書くのもなかなか困難になっていたそうですが、それでも、写真に直筆でメモを書いていたとのことです。
このように、認知症の方であっても、写真をとって貼り、そこにメモを加え、蓄積していくことで、ご本人の生の実感を再び持つことができるようです。
事例3 神奈川県茅ヶ崎市
「母とは一緒に住んでないので、実家に行ったときのみ、週数回という感じですすめています。母はあった出来事を数分後には忘れてしまうので、一緒にいた日の午後に、私が今日こんなことをしたね?と振り返りながら、言ったことを母に書いてもらうようにしています。母は、後日ひとりのときとかに、その写真と文章をみながら、思い出したこと、気になったことを自分で書き直したりしているようです。
はじめは手帳を書くことに全然乗り気でなかった母も、今では「すごい良いのよーー!!」と絶賛しております。笑笑。そしてお友達の認知症のお母様にもすすめています。
おぼえてる手帳を書き続けるのは、写真をとったり、写真を印刷したり、一緒に記入するのをみてたりと、家族も一緒にやる必要があるので、負担はありますが、母の喜んでいる姿をみて、やっていてよかったととても思います。母は、この手帳をつけていることで、自分が何をしているかわからないという不安が少し解消され、精神的にも少し落ち着いてるような気がします。そして私以外の家族も、その効果を感じているようで、書くことを一緒に手伝ってくれています。
お義母さまを介護されていた方「元気なときに使ってあげたかった」
使ってみたかったという方の意見もいただきました。
その方は、お義母さまを長年介護し、数年前に亡くされたそうです。
元気なときには、いろいろな場所に連れて行ってあげたそうですが、お義母さま自身は認知症で、そのときの記憶をもっていなかったとのこと。実際には出かけた事実はある。なのに記憶がないがゆえに、「どこにもつれていってもらえない」とご不満だったそうです。だから、「お義母さまが元気なときに使ってあげたかった」とのことでした。おそらくこういうご家族はほかにもいらっしゃるかと思います。そしてそういう方々に、記録という形で記憶を共有していただき、コミュニケーションのきっかけにしてもらう。「おぼえている手帳」の役目はそこにもあると考えています。
医師や介護業界の声
「おぼえている手帳」は、専門の医師や介護業界の方々からも推薦の言葉をいただいています。
医師
「おぼえている手帳は、認知症のご本人とご家族が記憶を保持し共有するのに格好の手段です。写真と記述が記憶の助けになり、継続していくことでご本人が自分史を実感できます。」
神奈川県認知症対策委員会 元委員長 鶴井医院(※現鵠沼メンタルクリニック)院長 高岸泰氏
デイサービス運営者
「デイサービスでの活動やその時の想いが、本人の文字と写真で綴られている。手帳を囲んで仲間やスタッフと思い出話で盛り上がる!おぼえている手帳はコミュニケーションツールとしても秀逸です。」
石井直樹氏(介護のハッピー合同会社代表)
介護業界のベテラン
「この手帳は記録革命になり得る。高齢者は一人ひとりが世界遺産。
誰もが誰かから必要な存在だということを、日々のささやかな生から紐解ける。専門職ではなく本人が綴る記録から学べることは多い」
長渕晃二氏(卓球療法協会理事長 35年間にわたり、福祉の実践や経営、教育、執筆に携わる。現在日本卓球療法協会理事長として、各地の認知症ケアに関わる)
発案者の舘神龍彦は手帳に関する著書多数「マツコの知らない世界」にも出演
「おぼえている手帳」の発案者は、舘神龍彦(たてがみたつひこ)です。肉親を介護する経験の中から編み出したそうです。舘神は、手帳評論家・デジアナリストとして、『手帳と日本人』(NHK出版新書)や、『手帳カスタマイズ術』(ダイヤモンド社)など、手帳関連の著書を多数執筆。パソコン利用歴も30年以上であり、最近では『凄いiPhone手帳術』を刊行したり、YahooJapanクリエイターズプログラムで動画を製作するなどデジタルにも精通しています。さらに、「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)や「ハローワールド」(J-WAVE)など、テレビ・ラジオにも多数出演歴があります。
また、手帳の開発にも複数関わり、日本最大の文具の商談会「ISOT」で文具PR委員を務めるなど、文具業界を中心として幅広く活躍しています。
いわゆる手帳術とは異なる発想
発案者が手帳評論家だからなのか、「おぼえている手帳」を見た方は、いわゆる手帳術の延長として捉える層が一定数います。たとえば、“ライフログ”とか“夏休みの絵日記”という感想がそれです。
「おぼえている手帳」はそれらとはまったく異なる性質のものです。なにより、記憶の保持ができない方が、周囲の方の力を借りて記録をとり、それを記憶のかわりにするという点で根本的な意味も性質も異なります。いわば、記憶の杖のようなものなのです。
手帳という呼称について
「おぼえている手帳」は、手帳という名前こそついていますが、いわゆる予定管理のためのものではなく、予定を記入するわけでもありません。
もともと手帳とは、予定管理のためだけのものではなく、小型の冊子のことを指しました。そこで認知症の方にご安心いただけるようにと「おぼえている手帳」という名前にしました。
教室開催
この4月からよみうりカルチャー町屋(読売・日本テレビ文化センター)で月1回、合計三回の「おぼえている手帳教室」を開催します。認知症の高齢者のご家族の方や、介護施設の方を始め、どなたでも受講できます。
詳しくは https://www.ync.ne.jp/machiya/ をご覧ください。
医学的な効能について
「おぼえている手帳」は、認知症の高齢者の方と周囲の方を対象に作りました。ですが、認知症からの回復や改善を保証するものではありません。また、認知症の進行具合によっては、利用がむずかしい場合もあります。全ての方に対応できるツールではないことをあらかじめお断りしておきます。上記の事例では、ご本人の変化がご家族によって確認されています。ですが、きちんとしたまとまったデータはありません。それはまだこれからのことだと考えています。
協力者を募集しています
「おぼえている手帳」は、まだ始まったばかりです。これが医学的にどのような効能を持つのかを検証してくださる専門家を募集しています。
また、一般の家庭での利用者と同時に、導入してくださる介護施設も募集しています。さらに、写真の印刷に不可欠なプリンターを提供してくださる企業様も募集しています。
「April Dream」は、4月1日に単に笑えるネタではなく実際に企業が叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。
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